あなたは、
「
「日本にある外資系IT企業の具体例について知りたい」
「
といったことを考えていませんか?
結論からいうと、外資系企業には、「一般的に給料が高い傾向にある」「海外で働くチャンスがある」などといったメリットがあるため、性格や志向と合っている人には、より働きがいを感じられる企業になると思います。
ただ一方で、メリットだけではなくデメリットもありますし、人気があるため事前に基礎知識を得た上で行動することが大事になってきます。
この記事では、まず最初に外資系IT企業の特徴と働く上でのメリット、デメリットについて紹介していきます。
その後、外資系IT企業に就職、転職するための4つのポイントや、外資系IT企業に転職したい人向けの転職エージェントについて紹介していきます。
そして最後に、業種別に分けて、具体的な外資系IT企業を紹介していきます。
外資系IT企業への転職を検討している方は、参考にしてみてください。
- 全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点
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- 外資系IT企業は、一般的に給料が高い傾向にあるなど、様々なメリットがある。
- ただし一方でハードワークになりがちといったデメリットもある。
- 外資系IT企業への転職を成功させるためには、外資系に強い転職エージェントに登録したり、自己分析をして、自分の強みや実績を言語化することなどが大切になる。
【外資系IT企業に転職したい人向けの転職エージェント】
- この記事のもくじ
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- 1章:外資系IT企業の特徴と働く上でのメリット・デメリット
- 1-1:外資系IT企業とは
- 1-2:外資系IT企業の特徴
- 1-3:外資系企業で働くメリット・デメリット
- 1-4:外資系ITの代表的企業とその年収
- 2章:外資系IT企業に就職・転職するための4つのポイント
- 2-1:しっかり自己分析し自分の強みや実績を言語化する
- 2-2:複数の転職エージェントに登録し、なるべく多くの非公開求人を紹介してもらう
- 2-3:キャリアのパートナーとなる転職エージェントを見つける
- 2-4:プロの手を借りて履歴書作成・面接練習を行う
- 2-5:面接後もエージェントにフォローしてもらう
- 3章:外資系IT企業に転職したい人におすすめの転職エージェント
- 3-1:エンワールドジャパン
- 3-2:ランスタッド
- 3-3:レバテックキャリア
- 4章:外資系IT企業の紹介:ベンダー、メーカー
- 4-1:日本IBM
- 4-2:日本オラクル
- 4-3:SAPジャパン
- 4-4:Microsoft
- 4-5:セールスフォース
- 5章:外資系IT企業の紹介:インターネット
- 5-1:Google
- 5-2:Apple
- 5-3:Amazon
- 5-4:Facebook
- 6章:外資系IT企業の紹介:総合系コンサルティングファーム
- 6-1:アクセンチュア
- 6-2:PwC
- 6-3:デロイト・トーマツ・コンサルティング
- まとめ
1章:外資系IT企業の特徴と働く上でのメリット・デメリット
まず最初に、外資系IT企業の特徴や、働く上でのメリット、デメリットなどについて紹介していきます。
1-1:外資系IT企業とは
外資系IT企業とは、日本ではなく、外国資本のIT企業のことです。
アメリカやヨーロッパなど様々な国の外資系企業があり、ビジネス用のアプリケーションや、日常的によく利用するWEBサービスなど、システムの開発や運用などを行っています。
1-2:外資系IT企業の特徴
外資系IT企業の特徴は、大きく以下の4つにわけられます。
- アップ・オア・アウトの文化
- 人事制度が異なる(プロジェクト単位、役職が少ない等)
- 英語が必要(特に入社時)
- 風通しの良い社風(上司にも意見しやすい)
それぞれひとつずつ見ていきましょう。
外資系IT企業は、成果主義の傾向が強いといわれています。
仕事で成果を出せば、その分だけしっかりと評価され、給料面などにも反映されやすいわけですが、一方で思うような成果が出せない場合には、降格や退職を促されるという文化の会社が多いです。
プロジェクト単位でチーム編成が変わったり、日本企業と比較すると役職が少ないともいわれています。
仕事の成果を重視することや、ITはビジネス環境の変化するスピードが早いことなどが、こういった特徴の要因と考えられます。
普段の業務において、英語でのコミュニケーションが必要になる可能性が高いです。
入社する際は、TOEICなどのスコアに関して、一定の基準を設けている会社もあります。
風通しの良い社風が多く、上司に意見を言いやすいともいわれています。
成果を出すためには、「年齢関係なく意見を言える環境が必要」という考え方が、会社に根付いているのだと考えられます。
1-3:外資系企業で働くメリット・デメリット
続いて、外資系企業で働くメリット・デメリットについて紹介していきます。
まず
特にIT系の企業は、他のメーカーなどと違い、開発〜リリースまで早いスピード感を持って進めていくので、短期間で様々なことを経験することができます。
一方の
明確な目的意識や、強いメンタルが必要になります。
1-4:外資系ITの代表的企業とその年収
外資系IT企業を大きく3つに分けて、代表的な企業とその企業の平均年収について紹介していきます。
それぞれの詳細については、別途4章以降で詳しく説明していますので、そちらを参照してください。
なお平均年収の金額は、OPENWORKというサービスの数値を参照したものです。
アンケート回答者の人数は、会社によって異なるため、あくまで参考程度にしてください。
Microsoftなど、ビジネス用のアプリケーションなどを開発している会社。
Microsoftの平均年収は、1294万円。
Googleなど、多くのユーザーが利用する大規模なWEBサービスを開発している会社。
Googleの平均年収は、1486万円。
アクセンチュアなど、企業のコンサルティングを行う会社。
アクセンチュアの平均年収は、857万円。
参考:OPENWORK
ちなみに外資系IT企業は、どの会社も人気で、しっかりとした対策をしなければ就職、転職することは難しいといえます。
これから説明するポイントに注意しつつ、準備を進めていきましょう。
2章:外資系IT企業に就職・転職するための4つのポイント
外資系IT企業に就職、転職するためのポイントは、大きく以下の5つです。
- しっかり自己分析し、自分の強みや実績を言語化する
- 複数の転職エージェントに登録し、なるべく多くの非公開求人を紹介してもらう
- キャリアのパートナーとなる転職エージェントを見つける
- プロの手を借りて履歴書作成・面接練習を行う
- 面接後もエージェントにフォローしてもらう
それぞれひとつずつ見ていきましょう。
2-1:しっかり自己分析し自分の強みや実績を言語化する
まずは自分の強みや実績を整理するために、自己分析を行いましょう。
なぜなら、自己分析は、書類を作成する際や面接の際のベースになる作業だからです。
自己分析がしっかりと出来ていなければ、途中で悩み転職活動が上手く行かない可能性が高いので、手を抜かずに丁寧に行いましょう。
2-2:複数の転職エージェントに登録し、なるべく多くの非公開求人を紹介してもらう
外資系に強い転職エージェントにも登録しましょう。
なぜなら、一般的には公開されていない、高待遇の非公開求人を紹介してもらえる場合もあるからです。
ちなみにこちらのイラストのように、
2-3:キャリアのパートナーとなる転職エージェントを見つける
ハイクラスを目指す人は、転職エージェントをキャリアアップのパートナーとして活用するといわれています。
転職エージェントを有効活用するためには、自分にあう優秀な担当を見つけることが大事です。
そのためには、複数の転職エージェントに登録して、それぞれの担当者の能力、自分との相性を見極めることが重要です。
なぜなら、こちらのイラストのように、
さらにその後も、ハイクラスの転職を求めるの場合は、キャリアアップのパートナーとして継続してサポートを受けることもできます。
2-4:プロの手を借りて履歴書作成・面接練習を行う
転職エージェントは、履歴書作成・面接練習のサポートも行っています。
自分が応募する企業に、過去に応募した人がいた場合、具体的にどのような質問がされたのか教えてもらえる場合もありますので、積極的に利用していきましょう。
2-5:面接後もエージェントにフォローしてもらう
エージェントは、面接後のフォローも行っており、面接後に、企業に対して伝えきれなかった部分をフォローしてもらえる場合もあります。
こういったフォローも、エージェントの担当者と相性が良ければ、より手厚く行ってもらえる可能性が高いです。
3章:外資系IT企業に転職したい人におすすめの転職エージェント
外資系IT企業に転職したい人向けの転職エージェントは、以下の3つです。
それぞれひとつずつ見ていきましょう。
3-1:エンワールドジャパン
- エンワールド・ジャパン
-
外資系・グローバル企業の転職なら
エンワールド・ジャパンの特徴 - 大手外資系、日系グローバル企業多数!
- 幅広い業界と好条件!
- 入社後の活躍と長期的なキャリア構築!
転職サービスを提供しているエン・ジャパンのグループ企業が運営するサービス。
テクノロジーやデジタル分野だけではなく、それ以外の様々な業界の求人も扱っており、2020年7月時点で、WEB上に877件の公開求人(非公開求人は別に用意している)を掲載している。
案件ごとに、担当するコンサルタントが顔写真付きで紹介されていることも特徴のひとつ。
3-2:ランスタッド
- ランスタッド
-
外資転職・ハイキャリアの転職なら
ランスタッドの特徴 - 外資・国内優良企業の独占求人が豊富!
- グローバル企業なので外資系企業には特に強い!
- 業界専属のコンサルタントがサポート!
北海道から九州まで、様々な場所に拠点を構えている転職エージェント。
ちなみにIT、コンサルティング分野の求人は、2020年7月時点で1031件の公開求人が掲載されている(こちらも非公開求人は別)。
またWEB面接を成功させるための秘訣など、転職活動向けのお役立ちコンテンツも掲載している。
3-3:レバテックキャリア
- レバテックキャリア
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IT/Web系のエンジニア、クリエイターに特化した転職支援サービス
レバテックキャリアの特徴 - エンジニア特化で15年!
- 初回の提案での内定率は90%!
- 最速1週間での内定実績!
IT、WEB業界での転職を考えている、エンジニアやデザイナー向けの転職エージェント。
利用者の約60%以上の人が、年収UPに成功しており、平均年収UP額は50万円(2019年2月時点)となっている。
ちなみに求人は、日本企業も含め、2020年7月時点で6689件公開求人が掲載されており(こちらも非公開求人は別)、こちらも担当アドバイザーが顔写真付きで紹介されている。
IT業界以外の外資系企業の転職エージェントについては、以下の記事をご覧ください。
外資系転職におすすめの転職エージェント15選!業界別に徹底解説
続いて、外資系IT企業を業種別に紹介していきます。
それぞれの企業の平均年収も紹介しており、上述したようにOPENWORKというサービスの数値を参照したものです。
アンケート回答者の人数は、会社によって異なっています。
※ 平均年収には、一般職の年収も含まれている場合があり、総合職の年収は紹介しているものより高額になる可能性もあります。
平均年収参照:OPENWORK
4章:外資系IT企業の紹介:ベンダー、メーカー
IT系のメーカー、ベンダーは、企業向けシステムの開発、導入、運用等を行っています。
今回は、5つ紹介します。
4-1:日本IBM
日本IBMは、インフラ、セキュリティー、IoT、機械学習、ビッグデータ、e-コマース、コンテンツマーケティングなど、様々な領域のビジネスを手掛ける会社です。
会社が設立されたのは1937年、資本金は1,053億円、2019年の売り上げ高は9,039億円となっています。
中途採用では、コンサルタント、ITアーキテクト、プロジェクトマネージャー、営業、研究員/コーポレートスタッフなどの職種が募集されており、平均年収は879万円となっています。
4-2:日本オラクル
日本オラクルは、ストレージやデータベースなどのインフラストラクチャ、業績や人材管理などを行うためのアプリケーションなどを提供している会社です。
日本IBMと同じように、手がけている領域は多岐にわたっています。
会社が設立されたのは1985年、資本金は2448億、従業員数は2018年5月時点で2,497名となっており、中途採用では営業職を中心に募集が行われています。
ちなみに平均年収は、917万円となっています。
4-3:SAPジャパン
SAPジャパンは、あらゆる業種、あらゆる規模の企業に対応したビジネスソフトウェアを提供している会社です。
会社が設立されたのは1992年、資本金は36億円、従業員数は2020年1月時点で1,569名となっています。
中途採用では、ソリューションアドバイザー、新卒採用担当、営業など、たくさんのポジションが募集されており、平均年収は1064万円となっています。
4-4:Microsoft
Microsoftは、Officeソフトやクラウドサービス、Microsoft Surfaceといったデバイスなど、様々な領域のビジネスを手がけている会社です。
会社が設立されたのは1986年、資本金は4億9950万円、従業員数は2020年7月時点で2,485名となっています。
中途採用は、営業、マーケティング、人事、ハードウェア開発、エンジニアリングなど、様々な職種が対象になっており、平均年収は1,294万円となっています。
4-5:セールスフォース
セールスフォースは、クラウドベースの顧客管理システム、営業支援システム、マーケティングオートメーションを提供している会社です。
会社が設立されたのは2000年、資本金は4億円となっており、GREAT PLACE TO WORK,2020で「働きがいのある会社」第1位にもなっています。
中途採用では、営業、コンサルタント、エンジニア、アーキテクト、テクニカルサポートなど様々な職種が募集されており、平均年収は1,231万円となっています。
5章:外資系IT企業の紹介:インターネット
ここでは、外資系インターネット企業を4つ紹介します。
一般的に知名度が高い外資のインターネット系企業は、高待遇である一方で入社のハードルも高いので注意しましょう。
5-1:Google
Googleは、検索エンジンやYouTubeといった大規模なWEBサービスを運営している会社です。
世界各地に拠点を構えており、日本は六本木と渋谷にオフィスを構えています。
中途採用では、エンジニア、マーケティング、セールス、デザイン、法務、人事など様々な職種を募集しており、平均年収は1,486万円となっています。
5-2:Apple
Appleは、Iphoneやapple watchといったデバイス、IcloudやApple Musicなどといったサービスを提供している会社です。
ちなみにApple japan本社のオフィスは、六本木にあります。
中途採用では、Siriに関わるコンテンツアナリストや、機械学習とAIに関する業務、Apple Storeのスタッフなどを募集しており、平均年収は593万円となっています。
5-3:Amazon
Amazonは、ECサイトや、AWS(Amazon Web Service)といったクラウドサービスなどを提供する会社です。
日本での設立は2000年となっており、東京の目黒に本社を構えています。
中途採用は、IT、事業企画プランニング、オペレーション、プロジェクトマネジメント、経営管理ファイナンスなど様々な職種が対象となっており、平均年収は1,022万円となっています。
5-4:Facebook
Facebookは、世界中に利用者がいる大規模なSNSサービスや、Oculus RiftといったVRデバイスなどを提供している会社です。
世界70都市にオフィスを構えており、社員数は約5万人となっています。
中途採用は、マーケティング職や、マネージャーなどが対象になっています。
6章:外資系IT企業の紹介:総合系コンサルティングファーム
コンサルティングファームは、大きく戦略系と総合系があり、IT系の業務が特に多いのは総合系となっています。
参考:現役戦略コンサルが解説!戦略コンサルと総合コンサルの違いとは?
6-1:アクセンチュア
アクセンチュアは、「ストラテジー&コンサルティング」「インタラクティブ」「テクノロジー」「オペレーションズ」といった4つの領域で事業を行っている会社です。
1995年に設立され、従業員数は2020年時点で約15,000人となっています。
中途採用では、データサイエンティスト、システムコンサルタント、セキュリティーコンサルタントなど様々な職種が募集されており、平均年収は857万円となっています。
6-2:PwC
PwCは、戦略の策定から実行まで、総合的なサービスを提供している会社になり、サービス内容は大きく「ストラテジーコンサルティング」「マネジメントコンサルティング」「テクノロジー」「リスクコンサルティング」の4つに分けられています。
中途採用では、データアーキテクチャコンサルタント、技術戦略コンサルタント、セキュリティエンジニアなどが募集されており、平均年収は888万円となっています。
PwCコンサルティング合同会社 中途採用:職種一覧・セミナー
6-3:デロイト・トーマツ・コンサルティング
デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社は、1993年設立、資本金50億円(2018年時点)、人員数2542名のコンサルティングファームです。
Deloitte Digitalという、デジタル領域に特化した部門も設けられています。
ちなみにDeloitte Digitalの中途採用では、コンサルタント、デザイナー、エンジニアなどが募集されており、デロイト・トーマツ・コンサルティングの平均年収は917万円となっています。
まとめ
ここまで、外資系IT企業の特徴や外資系IT企業で働く上でのメリット・デメリット、外資系IT企業に就職・転職するための4つのポイント、具体的な外資系IT企業の紹介などを行ってきました。
最後にもう一度、今回説明した内容を振り返っておきましょう。
【外資系IT企業の特徴と働く上でのメリット・デメリット】
- 【外資系IT企業の特徴】
-
- アップ・オア・アウトの文化
- 人事制度が異なる(プロジェクト単位、役職が少ない等)
- 英語が必要(特に入社時)
- 風通しの良い社風(上司にも意見しやすい)
- 【外資系IT企業で働くメリット、デメリット】
-
■メリット
短期間で成長できる、高給、海外で働くチャンスがある
■デメリット
ハードワーク、実力主義の傾向が強いこと
- 【外資系IT企業に就職・転職するための4つのポイント】
-
- 外資系に強い転職エージェントに登録し、非公開求人を紹介してもらう
- しっかり自己分析し自分の強みや実績を言語化する
- プロの手を借りて履歴書作成・面接練習を行う
- 面接後もエージェントにフォローしてもらう
- 【外資系IT企業に転職したい人におすすめの転職エージェント】
-
- 【外資系IT企業:総合系コンサルティングファーム】
-
転職活動は長期戦のため、ポイントをおさえて、無駄なく準備を進めていくことが大切です。
転職を検討されている方は、紹介したエージェントなどを活用して、出来るだけ効率的に活動を行っていきましょう。
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