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公開日 : 2020.6.10
最終更新日 : 2020.9.17

ハイクラス

リクルートエグゼクティブエージェントの特徴と転職活動2つの注意点

あなたは、

リクルートエグゼクティブエージェント から連絡が来たけれど、どんな会社なんだろう?」

「リクルートエグゼクティブエージェントの評判は良いのだろうか?」

「リクルートエグゼクティブエージェントを使ってみようか悩んでいる」

などの疑問、悩みをお持ちではありませんか?

リクルートエグゼクティブエージェントとは、リクルートが運営する経営幹部候補向けのヘッドハンティング会社(エグゼクティブリサーチ) のことです。

業界別のコンサルタントが所属しており、登録後にエージェントから求人の紹介を受ける一般的な転職エージェントや、登録してヘッドハンティングを待つタイプの転職エージェントとも異なる特徴を持っています。

そこでこの記事では、リクルートエグゼクティブエージェントの特徴について1章で、実際の転職事例について2章で解説します。

また、リクルートエグゼクティブエージェントと他のハイクラス(年収600万円以上)向けのエージェントの違いについて3章で説明し、実際に転職を考えている方向けに、エグゼクティブ(経営幹部、上級管理職)、ハイクラスが転職時に気を付けるべき2つのポイントについて4章で紹介します。

この記事の内容を、これからの転職活動に活用してみてください。

全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点

  • 「経営幹部候補向け」に特化したヘッドハンティング会社
  • ヘッドハンティングに特化しており、「企業から依頼を受けてから条件に当てはまる人材を探す」

 

【転職エージェントの3つのタイプ】

  • 総合型 …キャリアアドバイザーが面談をしてあなたの希望や経歴を聞いたうえで、条件に合った求人を紹介するもの
  • 登録制のヘッドハンティング型 …あなたは登録するだけでスカウトを待つだけ
  • エグゼクティブサーチ型 …企業から依頼を受けたエージェントが、条件に合う人材を市場から探す

 

  • エグゼクティブ・ハイクラス転職は、自分に適したサービス複数に登録しよう

 

【ハイクラス・エグゼクティブ向けのエージェント】

 

【おすすめのクチコミサイト】

 

【おすすめの自己分析アプリ】

この記事のもくじ

1章:リクルートエグゼクティブエージェントとは?

まず1章では、

  • リクルートエグゼクティブエージェントの特徴
  • リクルートエグゼクティブエージェントの5つのサービス対応分野について
  • リクルートエグゼクティブエージェントを活用すべき人の特徴

についてそれぞれ解説します。

1-1:リクルートが運営する経営幹部候補向けの転職エージェント

リクルートエグゼクティブエージェントとは、リクルートが運営する転職サービスの中でも、特に「経営幹部候補向け」に特化したヘッドハンティング会社です。

ターゲットとしているのは、下記のような役職の人たちです。

  • 社長、取締役、CEO、COO、CFOなどの経営責任者
  • 社外取締役
  • 部長、事業部長、事業統括役員などの事業部門の責任者

リクルート系列の会社が運営している転職サービスには、リクルートエグゼクティブエージェント以外にも、「キャリアカーバー」「リクルートエージェント」「リクナビNEXT」などがありますが、このうちエグゼクティブ・ハイクラス向け(年収600万円以上向け)のサービスは「リクルートエグゼクティブエージェント」と「キャリアカーバー」の2つ のみです。

そして、リクルートエグゼクティブエージェントはヘッドハンティングに特化しており、「企業から依頼を受けてから条件に当てはまる人材を探す」というサービスです。

そのため、キャリアカーバーと比べても、よりハイクラスの求人が多い特徴があります。

「リクルートエグゼクティブエージェント」と「キャリアカーバー」はそもそも会社の仕組みが違っています。

リクルートエグゼクティブエージェントは企業からの依頼を受けてCEOなど高い役職の人を探してきてヘッドハンティングするという仕組みなので、求人は非公開ですし、ヘッドハンティングされるほどですから年収も高くなります。

1-2:主なサービス対応分野は5つあり、専門コンサルタントが在席

リクルートエグゼクティブエージェントは、以下の5つの業界に特化しており、各分野における2018年の求人依頼実績は以下のようになっています。

●製造業:27% ●サービス業:17% ・ITWEB:16% ●ライフサイエンスヘルスケア:12% ●消費財食品:11% ●その他(金融、不動産、商社、流通など):17%

それぞれの業界を熟知した専門コンサルタントが合計40名以上在籍 し、人材と国内外の最適な企業とをマッチングさせています。

1-3:リクルートエグゼクティブエージェントを利用する人の職種・ポジション

リクルートエグゼクティブエージェントは、下記のような職種、ポジションの利用者が多いです。

職種としては研究開発系、ポジションとしては部長などの管理職が多いことが分かります。

【職種】

●研究・開発:16% ●経営・事業責任者:15% ●経営企画・事業企画:14% ●営業:12% ●財務・経理:11% ●人事・総務:10% ●マーケティング7% ●生産管理・工場長:7% ●内部統制:4% ●物流・購買・調達:3% ●コンサルタント:2% ●M&A:1% ●その他:5% 

【ポジション】

●部長職:25% ●課長職:23% ●COO・事業部長職:8% ●社長・CEO職:5% ●CXO職(専門職系):3% ●非常勤取締役・監査役:1% ●その他(顧問・アドバイザー・一般職員):35%

また、求人のうち17%は外資企業で、他のエージェントに比べると外資系企業の求人が多い特徴もあります。

1-4:ヘッドハンティングの連絡が来たら一旦冷静になろう

リクルートエグゼクティブエージェントからヘッドハンティングの連絡が来た場合、まずは冷静になることが大事です。

詳しくは4章で解説しますが、転職で失敗しないためには、他の転職エージェントにも登録し、条件等を比較検討することが大事だからです。

とはいえ、リクルートエグゼクティブエージェントでの転職についても詳しく知りたい場合もあると思います。

これから、実際の転職事例を紹介します。

2章:転職事例の一部を紹介

実際にリクルートエグゼクティブエージェントを使って転職した事例を業界別に紹介します。

2-1:製造業

年収を維持したまま役職が上がった事例

【転職前】アジア担当の事業責任者 → 【転職後】外資系化学メーカーの代表取締役社長

外資系ゼネラルマネージャーから外資系執行役員に役職が上がった事例

【転職前】世界トップクラスの外資系太陽光メーカーの日本法人のゼネラルマネージャー → 【転職後】外資系大手電子機器メーカー執行役員太陽光事業責任者

役職定年をきっかけにHRディレクターに転職した事例

【転職前】大手醸造メーカー理事 → 【転職後】大手外資ファンドリーのHRディレクター

2-2:サービス業

未経験業界の副社長へチャレンジした事例

【転職前】外資系メーカーの海外事業担当 → 【転職後】海外展開を目指す日本企業の副社長

別業界のCFOへ転身した公認会計士の事例

【転職前】アパレル業界のCFO → 【転職後】大手レジャー会社のCFO

戦略コンサルから事業会社のコンサルタントに転職した事例

【転職前】戦略コンサルティングファームのアソシエイトパートナー → 【転職後】日系大手営業支援会社のテクノロジーコンサルティング部長

2-3:IT・WEB

外資系企業管理職から創業間もないIT企業の取締役にキャリアアップした事例

【転職前】外資系企業セールスマネージャー → 【転職後】IT企業取締役

年収ダウンでもベンチャー企業の将来性にかけて転職した事例

【転職前】大手外資系企業の営業管理職 → 【転職後】ベンチャー企業の営業本部長

大手からグローバル化を目指す中小企業に転職した事例

【転職前】大手企業の最年少女性執行役員(CTO) → 【転職後】日系企業CTO

2-4:ライフサイエンス

独立コンサルタントから地方企業にキャリアチェンジした事例

【転職前】独立コンサルタント → 【転職後】地方企業の経営層

さらなる出世を目指して転職した事例

【転職前】大手広告代理店系PR会社の営業本部長 → 【転職後】ヘルスケア系マーケティング会社のマーケティングディレクター

製品開発におけるより自由な立場を求めて転職した事例

【転職前】医療機器メーカー取締役 → 【転職後】日系大手製薬メーカー子会社の医療機器事業の技術部長

2-5:消費財・食品

転職により年収大幅アップを実現した事例

【転職前】中国の現地法人代表 → 【転職後】日系企業の海外法人の代表

安定や給与よりもチャレンジを選んだ事例

【転職前】世界的食品メーカーの広報統括部長 → 【転職後】経営改革をミッションとしたマーケティング責任者(CMO)

50歳目前で残りのビジネス人生をかけてチャレンジした事例

【転職前】システム会社役員 → 【転職後】東証1部への上場を目指す体制整備をミッションとしたアパレル業界CIO

3章:リクルートエグゼクティブエージェントと他のエージェントとの比較

 

リクルートエクゼクティブエージェントと他の比較

リクルートエグゼクティブエージェントからの連絡を受けて、

「これをきっかけに転職しようかな」

「紹介された会社は良さそうだし、転職してみよう」

などとお考えの場合、まず知っておいて欲しいことがあります。

それは、転職を検討するなら複数の転職サイトに登録するべきということです。

なぜなら、ハイクラス・エグゼクティブの転職は自分にあった求人を見極めるために、少しでも多くの求人を見て比較検討することが大事だからです。

転職エージェントには、以下の3つのタイプがあります。

①総合型…キャリアアドバイザーが面談をしてあなたの希望や経歴を聞いたうえで、条件に合った求人を紹介するもの

②登録制のヘッドハンティング型…あなたは登録するだけでスカウトを待つだけ

③エグゼクティブサーチ型…企業から依頼を受けたエージェントが、条件に合う人材を市場から探す

これらの3つのタイプは、それぞれ求人が紹介されるルートが異なります。

そのため、これから転職しようと考えている場合は、①、②のタイプのエージェントにも登録してさまざまな求人をチェックしてみましょう。

リクルートエグゼクティブエージェントから紹介されているものより、良い条件で転職できる可能性もあります。

とはいえ、「サービスがたくさんあって違いがよくわからない」と思われるかもしれませんので、これから、代表的なエグゼクティブ向けのエージェントである、

をリクルートエグゼクティブエージェントと比較します。

ぜひ参考にしてみてください。

3-1:キャリアカーバーとの比較

キャリアカーバー

リクルートのハイクラス転職・求人サービス

キャリアカーバー
キャリアカーバーの特徴
  • あなたに合った求人を丁寧にご提案!
  • 年収800万〜2000万円の求人多数!
  • 登録後はスカウトを待つだけ!

「キャリアカーバー」は、リクルートエグゼクティブエージェントと同じリクルート系列のエージェントです。

キャリアカーバーもハイクラス向けの転職エージェント で、年収800万円以上の求人が5万件以上、年収1000万円以上の求人は4万5000件以上、年収1500万円以上の求人が3万3000件以上もあります。

キャリアカーバーは、ヘッドハンティング型(②のタイプ)ですので、①のモデルであるリクルートエージェントエグゼクティブと異なる特徴を持っています。

リクルートエグゼクティブエージェント は、

  • 一部の業界に特化
  • 企業の依頼によってエージェントが動くため、完全に受け身になる
  • 求人は非公開

という特徴があります。

それに対して、キャリアカーバー の特徴は、以下の3点です。

  • 幅広い業界に対応している
  • 担当コンサルタントを自分で選べる
  • 4000件以上の非公開求人を検索可能

結論を先に言えば、すぐに転職をしたいと考えていて自分から積極的に動きたい場合は、キャリアカーバの利用をおすすめします。

これから詳しく説明します。

【幅広い業界に対応している】

リクルートエグゼクティブエージェントは、「製造」「ライフサイエンスヘルスケア」「IT・WEB」「消費財食品」「サービス業」という大きく5つの業界を対象にしていました。

それに対し、キャリアカーバーは、下記のようにほぼすべての業界・職種を対象にしています。

そのため、あなたが希望する業界の求人もあるはずです。

【担当コンサルタントを自分で選べる】

キャリアカーバーの最大の特徴は、担当コンサルタントを自分で選ぶことができるという点です。

従来の転職エージェントは、コンサルタントを選ぶことはできず、最初に担当になった人がずっとあなたの担当になる形でした。

しかし、その場合、担当コンサルタントがあなたの要求を十分にくみ取れなかったり、性格が合わなかったりする問題が生まれてしまいます。

キャリアカーバーは、600名のコンサルタントの中から、

  • 担当業種
  • 担当職種
  • 業界経験年数
  • 勤務地
  • その他フリーワード

などを入力して検索し、プロフィールを見て指名することができるため、相性が合うコンサルタントを見つけやすいです。

ただし、登録しなければ検索機能を使うことができませんので、登録してどのようなコンサルタントが所属しているのか調べてみてください。

【4000件以上の非公開求人を検索可能】

キャリアカーバーでは、登録されている5万4000件以上の求人情報を、以下の項目から調べることができます。

  • 業種
  • 職種
  • 勤務地
  • 年収
  • フリーワード

キャリアカーバーはヘッドハンティング型ですが、このように求人を検索して自分からコンサルタントに連絡を取ることもできます。

ただし、通常の転職サイトと違い、キャリアカーバーのコンサルタントが保有している案件のみが登録されているため、掲載期間が非常に短いのが特徴です。

そのため、気になる案件があれば、すぐに連絡することが大事です。

求人の詳細な内容は登録しなければ見られませんので、登録して詳しい内容をチェックしてみてください。

3-2:エンワールド・ジャパンとの比較

エンワールド・ジャパン

外資系・グローバル企業の転職なら

エンワールド・ジャパン
エンワールド・ジャパンの特徴
  • 大手外資系、日系グローバル企業多数!
  • 幅広い業界と好条件!
  • 入社後の活躍と長期的なキャリア構築!

エンワールド・ジャパンは、「エン・ジャパン株式会社」のグループ企業です。

エン・ジャパン株式会社は、人材紹介サービスの国内大手で、そのノウハウやネットワークを生かした転職エージェントです。

エンワールド・ジャパンの強みには以下のものがあります。

  • 外資系企業・グローバル企業の求人紹介に特に強い
  • 「入社後の活躍」を重要視している
  • 中長期的なキャリア実現に向けたコンサルティングを行う

エンワールド・ジャパンは、外資系企業・グローバル企業の求人紹介に特に強く、日本において、外資系企業の求人を豊富に取り扱っているだけでなく、海外に事業所を持っているため海外の求人も豊富です。

在籍するスタッフは、国際的なコンサルティングに長けており、幅広い言語に対応しています。

また、エンワールド・ジャパンは、「入社後の活躍」を企業ミッションとして掲げています。

採用後も継続的にフォローアップを行っているため、転職先での活躍はもちろん、中長期的なキャリアアップも可能です。

外資系企業・グローバル企業を転職先の候補として考えている方は、エンワールドジャパンへの登録が必須 と言えるでしょう。

3-3:ランスタッドとの比較

ランスタッド

外資転職・ハイキャリアの転職なら

ランスタッド
ランスタッドの特徴
  • 外資・国内優良企業の独占求人が豊富!
  • グローバル企業なので外資系企業には特に強い!
  • 業界専属のコンサルタントがサポート!

ランスタッドは世界最大級の総合人材サービス会社で、ハイクラス向けに①の「総合型」の転職エージェントのサービスも提供しています。

海外も含めてグローバルに転職活動をしたい場合や、ハイクラスに限定して多くの求人をチェックしてみたいという場合に活用できます。

年収800万円以上の求人を多く取り扱っています。

リクルートエグゼクティブエージェントと異なる「総合型」ですので、

  • 自分で積極的に動いて求人を探し、転職したい
  • 海外の求人も含めて検討したい

という方に向いています。

ランスタッドの特徴は以下の点です。

  • 世界4500拠点以上を持つネットワークから、グローバルに紹介可能
  • 特定の業界に特化したコンサルタントからきめ細かいサポートを受けられる

順番に解説します。

【世界4500拠点以上を持つネットワークから、グローバルに紹介可能】

ランスタッドはオランダに本拠地を置くグローバル企業で、世界39か国に4500もの拠点を持っています。

この巨大なグローバルネットワークを活用できるため、下記のような転職に活用できます。

  • 海外への転職
  • 外資系企業への転職
  • 日系企業の海外事業部門への転職

【特定の業界に特化したコンサルタントからきめ細かいサポートを受けられる】

ランスタッドは、あらゆる業界に対応したエージェントではありません。

ランスタッドが得意とするのは、以下の業界です。

  • 医療、医薬
  • 消費財
  • 製造
  • テクノロジー

これらの業界に特化したコンサルタントが所属しており、きめ細かいサポートを受けることができます。

ハイクラスでかつグローバルな求人を探せる強みがあるランスタッド ですが、ハイクラスに限定すると求人数が少ないです。

そのため、キャリアカーバーなどの他の転職エージェントとあわせて登録し、より多くの求人をチェックしてみてください。

3-3:エグゼクティブ・ハイクラス転職は、自分に適したサービス複数に登録しよう

エグゼクティブ・ハイクラス向けの転職エージェントは、「外資系・海外の企業に強いエージェント」「一部の業界に特化した強みをもつエージェント」「多様な求人から探せる強みを持つエージェント」などさまざまなものがあります。

エグゼクティブ向けの転職エージェントについて、詳しくはこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

エグゼクティブ転職を成功させる全知識とおすすめエージェント10選

4章:エグゼクティブ・ハイクラス転職時に注意すべき2つのポイント

エグゼクティブ・ハイクラスの転職を成功させるためには、受け身でコンサルタントからの連絡を待つだけでは不十分です。

これから紹介するポイントを押さえて行動してみてください。

4-1:自分でも積極的に調査・分析を行う

転職を成功させるためにまず重要なのが、自分で積極的に調査・分析を行うことです。

そのために、まずは複数のエージェントに登録した上で、下記のポイントに注意して行動しましょう。

  • まずは自己分析して、自分の強みや適正年収などを把握する
  • クチコミサイトを調査して、転職先候補の会社の実態を知る

順番に解説します。

4-1-1:まずは自己分析して、自分の強みや適正年収などを把握する

まず最初にやるべきなのが、自己分析によって自分の強みや適正年収などを把握することです。

転職活動において自己分析が大事なのは、これまでのあなたの実績、経歴からあなたの「市場価値」がどのくらいなのか明らかにするためです。

自己分析する上でおすすめなのが、「ミイダス(MIIDAS)」というアプリです。

「ミイダス」はあなたの経歴、経験、スキルなどの情報からデータ分析し、あなたの市場価値を明らかにすることができます。

必要な情報の入力は5分程度しかかかりません。

入力後には、以下のことを知ることができます。

  • あなたの強みやストレス要因など、ビジネスマンとしての「行動特性(コンピテンシー)」
  • 生まれ持った構成や心の状態などの「パーソナリティ」
  • 企業からのオファーの年収相場

まずは自分自身の市場価値を知るために活用してみてください。

4-1-2:クチコミサイトを調査して、転職先候補の会社の実態を知る

リクルートエグゼクティブエージェントやキャリアカーバーのような、ヘッドハンティングが前提のエージェントを利用していると、自分から企業の情報を調べるきっかけが少ないです。

しかし、企業の実態を知らずに入社すると、入ってみてから「やっぱり自分とこの会社は合わない」と離職の原因を作ってしまいます。

特に「社風」などは相性の合う、合わないが大きい要素である一方で、入社前に調べにくいものです。

また、日系企業から外資系企業への転職も検討している場合、日系企業とは異なる特徴があるため、その点も調査が必要です。

そこで、クチコミサイトを調査して、転職先候補の会社のリアルな実態を調べてみることをおすすめします。

クチコミサイトとしておすすめなのが以下のサイトです。

OpenWork(旧Vorkers)

これらのサイトでは、実際にその会社に在籍した社員がクチコミを投稿しており、その会社の実態を詳しく知ることができます。

特に一定以上の規模の企業ならたくさんのクチコミが投稿されていて、さまざまな視点からその企業のことを知ることができます。

登録しなければ詳しいクチコミ内容を見ることができないため、まずは登録してみてください。

4-2:転職エージェントを上手く活用する

4-1で紹介したことを行ったら、実際に転職エージェントに登録して、エージェントをうまく活用して行動していくことが大事です。

転職エージェントをうまく活用する上で大事なポイントは以下の点です。

  • 複数の転職エージェントを利用していることを伝える
  • 学歴・経歴・スキルは嘘をつかず正直に伝える
  • 転職希望時期は、実際よりも早めの時期を伝えておく
  • 2週間に1回は転職エージェントに連絡して転職意欲を見せる
  • 転職エージェントには素早い返信を心がける
  • 推薦文はエージェント任せにせず、必ず自分でも確認する
  • 担当者との相性が合わない場合は担当者を変更してもらう
  • 同じ案件に複数の転職エージェントから応募しない

4-2-1:複数の転職エージェントを利用していることを伝える

転職エージェントに登録したら、コンサルタントに「複数の転職エージェントを利用している」ことを伝えましょう。

複数利用していることを伝えることで、コンサルタントは「うちで転職させたい」と考えるはずです。

なぜなら、転職エージェントは紹介した会社から紹介報酬をもらうためです。

そのため、複数エージェントを利用していることを伝えることで、コンサルタントがより丁寧にサポートしてくれる可能性が高まります。

4-2-2:学歴・経歴・スキルは嘘をつかず正直に伝える

言うまでもないことですが、「学歴」「経歴」「スキル」は嘘をつかず正直に伝えるようにしましょう。

あなたがコンサルタントに伝えた情報や、サイトから登録した情報は、登録情報として記録されます。

もし嘘の情報を伝えると、それが記録として残りますので、後ほど矛盾が生じて嘘がばれると求人が紹介してもらえなくなる可能性があるのです。

4-2-3:転職希望時期は、実際よりも早めの時期を伝えておく

転職希望時期は、実際よりも早めの時期をコンサルタントに伝えるようにしましょう。

なぜなら、コンサルタントは、多数の転職者の相手を並行しているため、早い時期を伝えるとあなたの対応の優先度を上げてくれる可能性があるからです。

「良い会社があればすぐにでも転職したい」というように伝えておけば、よりスピーディーに転職活動が進むはずです。

4-2-4:2週間に1回は転職エージェントに連絡して転職意欲を見せる

転職エージェントには、2週間に1回以上のペースで連絡することをおすすめします。

なぜなら、頻繁なペースで連絡を取ることで、エージェントは「転職意欲が高い人だ」と考え、あなたのサポートの優先度を上げるからです。

連絡の頻度が少ないと、「この人はそこまで真剣じゃないのかもしれない」と思われ、あなたの対応が後回しになり、転職活動が円滑に進まなくなる可能性があるため注意しましょう。

4-2-5:転職エージェントには素早い返信を心がける

エージェントに登録し実際に転職活動をはじめると、コンサルタントと連絡を取り合うようになります。

この時の注意点は、コンサルタントへは素早い返信を心がけることです。

特に、面接日程等を調整してもらっているタイミングや面接が終わった後などは、素早く連絡することが大事です。

その理由は以下の通りです。

  • 面接日程の調整中に返信が遅くなってしまうと、希望の求人が埋まってしまう可能性がある
  • 面接が終わった後には、コンサルタントが企業の担当者と連絡を取るため、あなたがアピールできなかった点をフォローしてくれる

したがって、大事なタイミングでは必ず素早くコンサルタントに連絡することが大事です。

4-2-6:推薦文はエージェント任せにせず、必ず自分でも確認する

エージェントを利用して企業に応募する場合、コンサルタントはあなたの履歴書、職務経歴書とあわせて「推薦文」を作成し、企業に送ります。

推薦文とは、あなたがどのような人物で、どういった理由で推薦できるのか書いたものです。

つまり、あなたを売り込むための大事な文章が推薦文なのです。

しかし、駄目なコンサルタントにあたってしまうと、あなたの経歴をそのまま書いただけの推薦文を企業に送っている場合があります。

それでは、企業にあなたの魅力が伝わりませんし、企業の印象も良くありません。

そこで、企業に応募するときには、コンサルタントに「推薦文を見せてもらえませんか?」と聞いてみましょう。

丁寧なコンサルタントなら見せてくれるはずですので、確認してみましょう。

4-2-7:担当者との相性が合わない場合は担当者を変更してもらう

転職エージェントのコンサルタントと対応する中で「相性が合わない」「信頼できない」などの違和感がある場合、コンサルタントの変更を依頼することをおすすめします。

連絡を取るうちに断りにくくなるかもしれませんが、違和感を感じながらでは転職を成功させることができません。

コンサルタントの変更が難しい場合は、他の転職エージェントに切り替えてしまうのも一つの手段です。

また、複数のエージェントと連絡を取り合えば、どのコンサルタントと一番相性が良いか見極められますので、最初の段階から複数登録しておくことをおすすめします。

参考までに、担当者の変更をお願いする場合のメール文を紹介します。

【担当の変更をお願いする場合のメール文】

メールタイトル:先日のお礼及びご相談

◯◯様

お世話になっております。

先日、キャリア面談をしていだいた◯◯です。

先日からご丁寧にご対応していただきありがとうございます。

ご相談ですが、転職を成功させるために、是非、他のコンサルタント(アドバイザー)の方のご意見も積極的に取り入れたいと考えております。

もし可能であれば、現在志望しております◯◯業界に詳しいコンサルタント(アドバイザー)の方にも、相談させていただきたいです。

お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

○○(自分の名前)

4-2-8:同じ案件に複数の転職エージェントから応募しない

ここまで、複数の転職エージェントを利用することをおすすめしてきましたが、同じ案件に複数のエージェントから応募することは絶対やめましょう。

複数のエージェントから応募しても、企業側からすれば一人の応募でしかなく、意味がありません。

また、企業からエージェントに連絡が行って、企業にもエージェントにも不信感を与えることになります。

そうなれば、その企業の選考を受けることも、そのエージェントを利用し続けることも難しくなってしまいます。

そのため、複数のエージェントから故意に応募することはもちろん、間違って同じ案件に応募することがないように注意しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

最後にこの記事で解説したことをまとめます。

【転職エージェントの3つのタイプ】

総合型 …キャリアアドバイザーが面談をしてあなたの希望や経歴を聞いたうえで、条件に合った求人を紹介するもの

登録制のヘッドハンティング型 …あなたは登録するだけでスカウトを待つだけ

エグゼクティブサーチ型 …企業から依頼を受けたエージェントが、条件に合う人材を市場から探す

3つのタイプでそれぞれ求人が紹介されるルートが異なるため、できるだけ複数登録して、多くの求人を比較検討することが大事です。

この記事の内容をこれからの転職活動に活用してみてください。

リクルートエグゼクティブエージェントの特徴と転職活動2つの注意点

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