あなたは、
「会社からリストラされそう」
「
などとお困りではありませんか?
結論から言えば、50代での転職は簡単ではありません。
そのため、
そこで当記事では、50代が転職エージェントを利用する前に知っておいてほしいこと、50代におすすめの転職エージェント、そして転職エージェントの使い方について解説しています。
ぜひこの記事を参考にして、50代の転職を成功させてください。
- 全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点
-
いち早く転職活動を進めたい50代の方は、以下の流れで転職活動を進めることをおすすめします。
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- 複数の転職エージェントの中から、優秀なアドバイザーが担当者するサービスを見極めて、その転職エージェントをメインに利用する
- 転職エージェントで転職活動がうまくいかないなら、求人掲載サイトや公的サービスなどを活用する
- この記事のもくじ
-
- 1章:50代が転職エージェントを使う前に絶対に知っておいてほしいこと
- 1-1:50代向けの求人は非常に少ないので、とにかく「求人数の確保」が重要
- 1-2:50代の転職で転職エージェントを使うべき理由
- 1-2-1:転職エージェントを使うことで、書類選考の通過率を上げやすくなるから
- 1-2-2:非公開求人もカバーしているため、数を確保しやすいから
- 1-2-3:転職のプロであるエージェントのサポートが必要不可欠だから
- 1-2-4:「転職後のミスマッチ」のリスクも下げられるから
- 1-3:転職エージェントは多数登録して「求人数を確保&比較検討」すべき
- 2章:【ざっくり解説】50代におすすめの転職エージェントと転職活動の流れ
- 2-1:【ステップ①】50代の全員におすすめの転職エージェントに登録
- 2-2:【ステップ②】自分に合った転職エージェントに登録
- 3章:【詳しい解説】50代におすすめの転職エージェント
- 3-1:50代の全員におすすめの転職エージェント
- 3-1-1:リクルートエージェント
- 3-1-2:dodaエージェントサービス
- 3-1-3:type転職エージェント
- 3-2: 特定領域に強みを持つ転職エージェント
- 3-2-1:IT業界向け
- 3-2-2:女性向け
- 3-2-3:キャリアに自信がある人向け
- 4章:【詳しい解説】転職エージェント登録~転職までの流れ
- 4-1.HPから会員登録
- 4-2.電話やメールで面談の日程調整
- 4-3.担当エージェントと面談・キャリアカウンセリング
- 4-4.複数社の求人提案を受ける
- 4-5.書類の添削を受けて候補企業に応募
- 4-6.面接対策を受けた後に企業との面接
- 4-7.内定をもらい、退職から入社までのサポートを受ける
- 5章:50代が転職エージェントで上手く行かなかった場合の選択肢
- 5-1:求人掲載サイト(転職サイト)
- 5-2:工場・軽作業の派遣求人サイト
- 5-3:公的支援サービス
- 6章:その他に50代の転職で知っておくべきこと
- 6-1:そもそも50代の転職はかなり厳しい
- 6-1-1:求人数が少ない
- 6-1-2:書類選考が通りにくい
- 6-1-3:面接で落ちやすい
- 6-1-4:転職活動が長引きやすい
- 6-1-5:年収が下がりやすい
- 6-2:転職先が決まっていないのに現職を辞めてはいけない
- まとめ
1章:50代が転職エージェントを使う前に絶対に知っておいてほしいこと
なぜなら、転職エージェントは、転職サイトとは異なり、転職をサポートするエージェントサービスが付いているからです。
具体的には、多くの求人案件にアクセスできるほか、あなたに最適な求人を紹介してくれたり、転職活動における書類添削や面接対策を行ってくれたりします。
特に、転職が比較的難しい50代は、転職後のミスマッチを避けるためにも、転職エージェントを活用する必要があると言えるでしょう。
以下では、50代が転職エージェントを使う前に知っておいてほしいことについて、詳しく解説していきます。
1-1:50代向けの求人は非常に少ないので、とにかく「求人数の確保」が重要
50代向けの求人は、非常に少なく競争率も高いため、内定をもらうには応募する求人の数を増やす必要があります。
また、50代向けの求人ならどれでもいいというわけにもいきません。
万が一、ミスマッチの企業に転職してしまっても、50代が再度転職活動するのは非常に困難です。
自分に合った企業に転職するためにも、とにかく多くの求人を確保すること重要といえます。
1-2:50代の転職で転職エージェントを使うべき理由
50代が転職活動をするなら、転職サイトではなく転職エージェントの利用が必須です。
転職サイトと転職エージェントのメリット・デメリットは、次の通りです。
転職サイトは、転職エージェントよりも求人数が多いことがメリットです。
50代が転職活動をするなら、求人数を確保したほうがいいと上述しましたが、なぜ求人数の多い転職サイトではなく、転職エージェントを利用すべきなのでしょうか?
ここからは、転職エージェントの利用が必須と言える、4つの理由について解説していきます。
- 転職エージェントを使うことで、書類選考の通過率を上げやすくなるから
- 非公開求人もカバーしているため、数を確保しやすいから
- 転職のプロであるエージェントのサポートが必要不可欠だから
- 「転職後のミスマッチ」のリスクも下げられるから
1-2-1:転職エージェントを使うことで、書類選考の通過率を上げやすくなるから
書類選考の通過率を上げるためには、転職サイトよりも転職エージェントが適しています。
転職サイトに求人を出している企業は、応募者に対して学歴や年齢、会社名でフィルターをかけていることがあり、機械的に落とされる可能性があります。
しかし、転職エージェントは、推薦状付きで求人に応募できるため、転職サイトのように機械的に落とされることがなくなるのです。
そのため、転職エージェントは、以下の使い方がおすすめです。
- 転職サイトに登録して求人を探す
- 気になる求人を転職エージェントのアドバイザーに伝える
- 転職エージェントからその求人へ応募する
転職サイトと転職エージェントに、同じ求人を掲載している企業は少なくありません。
この方法を使えば、求人数が多いという転職サイトのメリットを活かしつつ、転職エージェントで書類選考の通過率を上げることができるのです。
特に求人数の多い、「リクナビNEXT」や「doda即戦力ミドルの転職」「From40」を活用すれば、50代でも多くの求人を確保できるでしょう。
それぞれの転職サイトについては、第5章で紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めていってください。
1-2-2:非公開求人もカバーしているため、数を確保しやすいから
非公開求人をカバーしていることも、転職エージェントを利用すべき理由の一つです。
転職サイトは、基本的に公開求人を取り扱っています。
一方で転職エージェントは、一般に公開されている求人のほか、担当のキャリアアドバイザーからしか紹介されない非公開求人があります。
転職エージェントを利用すれば、50代でも応募できる求人の数を多く確保できると言えるでしょう。
また非公開求人は、高収入や福利厚生が充実しているなど好条件であることが多いです。
1-2-3:転職のプロであるエージェントのサポートが必要不可欠だから
50代の転職活動には、転職エージェントのサポートが必要不可欠です。
転職エージェントは転職サイトとは異なり、プロのキャリアアドバイザーが、求人の紹介や書類の添削をはじめとした転職のサポートを行うことが特徴です。
50代が転職するのは容易ではないため、1人で転職活動をしてもなかなか転職できないことが考えられます。
もちろん、転職エージェントを利用すればすぐに転職できる保証はありません。
しかし転職エージェントのプロのサポートを受ければ、1人で転職活動するよりも転職を有利に進められるのは事実です。
1-2-4:「転職後のミスマッチ」のリスクも下げられるから
転職エージェントは、キャリアアドバイザーがプロの視点から、求職者に最適な求人を紹介してくれます。
求職者が1人で転職活動するよりも、自分にマッチした求人に出会いやすいと言えるでしょう。
また50代の場合は、仮に転職できてミスマッチに気づいたとしても、再度転職するのは非常に困難です。
そのため50代の転職は、ミスマッチをできる限り避けなければいけません。
「ここに転職できてよかった」と、自分にマッチした企業に転職するためにも、転職エージェントを利用しましょう。
ただし、担当するキャリアアドバイザーによって、サポートの質や相性などが異なります。
アドバイザーの中には、とにかく転職してもらうことを第一に考え、ミスマッチ回避をあまり重要視しない人もいるので、アドバイザーの質を見極めるのは大切なことです。
1-3:転職エージェントは多数登録して「求人数を確保&比較検討」すべき
複数の転職エージェントに登録すれば、複数のキャリアアドバイザーに出会うことが可能です。
しかし、上述したように、転職エージェントのキャリアアドバイザーの質はそれぞれ異なり、求職者との相性も大切なポイントです。
相性の悪いアドバイザーからサポートを受けていると、転職に失敗するかもしれません。
たとえば、「50代は転職が難しいから後回しにしよう」と考えているアドバイザーが担当になってしまえば、なかなか転職することはできないでしょう。
相性の合わない担当者は、変更を申し込むか、他の転職エージェントを利用するか、どちらかで対応しましょう。
2章:【ざっくり解説】50代におすすめの転職エージェントと転職活動の流れ
ここまで、50代が転職エージェントを利用すべき理由について詳しく解説してきました。
ここからは、50代におすすめの転職エージェントと、活動の流れについてざっくりと解説していきます。
なお、第3章では転職エージェントの詳細について、第4章では転職活動の流れについてより細かく解説しているので、ぜひ最後まで読み進めていってください。
2-1:【ステップ①】50代の全員におすすめの転職エージェントに登録
まずは、50代全員におすすめする以下3つの転職エージェントに登録しましょう。
それぞれの転職エージェントの詳細については、第3章で解説しているので、ぜひそちらをチェックしてみてください。
2-2:【ステップ②】自分に合った転職エージェントに登録
次に、タイプ別に自分に合った転職エージェントに登録しましょう。
50代のタイプとそれぞれに適した転職エージェントは、次の通りです。
各転職エージェントの詳細についても、第3章で紹介しているので、ぜひそちらをチェックしてみてください。
質が高くて相性の良い担当者がいれば、その人をメインに据えて転職活動を始めましょう。
通常、転職エージェントは、複数比較して最も相性の良い担当者がいるところに絞るのが一般的です。
しかし、
比較検討したり、一社に絞って転職活動をしたりすれば、いつまでも転職できない可能性があります。
積極的に求人を紹介してくれる担当者がいるなら、その担当者をメインにして転職活動を始めましょう。
3章:【詳しい解説】50代におすすめの転職エージェント
ここからは、50代全員におすすめの転職エージェントと、50代のタイプ別におすすめの転職エージェントを紹介していきます。
3-1:50代の全員におすすめの転職エージェント
50代の全員におすすめの転職エージェントには、以下の3つがあります。
それぞれの転職エージェントの詳細を見ていきましょう。
3-1-1:リクルートエージェント
- リクルートエージェント
-
\転職支援実績NO.1/ 転職支援実績は累計41万1,000名以上(2017年3月期時点)
リクルートエージェントの特徴 - 業界最大級の非公開求人数!
- 実績豊富なアドバイザー!
- 充実した転職サポート!
リクルートエージェントは、転職支援の最大手「リクルートグループ」が運営する、総合型の転職エージェントです。
リクルートエージェントには、大きく以下3つの特徴があります。
- 求人数が業界最多
- 取り扱う求人の90%が非公開求人
- 求人が全国に対応している
リクルートエージェントの強みは、業界トップの求人数です。
取り扱う求人のうち90%は、非公開求人とされており、非公開求人だけでも20万件以上もあります。
リクルートエージェントは、全国に16箇所もの拠点があり、求人は全国に対応しています。
都心部だけでなく地方での転職を考えている方でも、利用しやすいのがリクルートエージェントの特徴です。
そのため、50代が転職活動をするなら、リクルートエージェントの登録が必須と言えます。
3-1-2:dodaエージェントサービス
- dodaエージェントサービス
-
あなたにぴったりの求人が見つかる!
dodaエージェントサービスの特徴 - 応募書類のアドバイス!
- 応募書類だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押し!
- 面接前後のきめ細かいフォロー!
dodaエージェントサービスは、転職支援の大手「パーソルキャリア株式会社」が運営する転職支援サービスです。
dodaエージェントサービスには、以下のような特徴があります。
- 求人が豊富で幅広い
- IT、通信、営業、企画系の求人に強みがある
- 求人が全国に対応している
中でもITや通信、営業、企画系の求人を、豊富に取り扱っています。
20代向けの求人が多いですが、50代向けの求人もあるため、求人数を確保する目的としてもdodaエージェントサービスの利用は欠かせません。
また、全国的に求人を取り扱っているため、地方での転職を考えている方にもおすすめの転職エージェントです。
3-1-3:type転職エージェント
- type転職エージェント
-
各業界に精通した転職エージェントがあなたの転職をフルサポート!
type転職エージェントの特徴 - 非公開求人に出会える!
- 年収交渉はお任せ!
- 応募書類・面接にプロのアドバイス!
type転職エージェントは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職支援サービスです。
type転職エージェントには、以下のような特徴があります。
- 求人の質に定評がある
- ミドル世代の転職支援も行っている
- 求人が1都3県に限られる
type転職エージェントは、求人の質が高い事に定評のあるサービスです。
企業とのパイプが太く、互いに信頼関係にあることが、上質な求人を取り扱っている証です。
企業とのつながりが強いことから、独占求人も豊富なので、type転職エージェントでしか出会えない求人も見つけることができます。
ただし、type転職エージェントの求人は、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県に限られるので、地方での転職を考えている方にとっては不向きと言えるでしょう。
とはいえ、対応エリアを絞っている分、ひとりひとりの転職に向き合っていることが特徴です。
そのため、
3-2: 特定領域に強みを持つ転職エージェント
50代全員におすすめの転職エージェントに登録したら、次はタイプ別に自分に合った転職エージェントに登録しましょう。
ここからは、特定の領域で強みを持つ転職エージェントを、3つ紹介していきます。
3-2-1:IT業界向け
IT業界への転職を考えている方には、「レバテックキャリア」がおすすめです。
- レバテックキャリア
-
IT/Web系のエンジニア、クリエイターに特化した転職支援サービス
レバテックキャリアの特徴 - エンジニア特化で15年!
- 初回の提案での内定率は90%!
- 最速1週間での内定実績!
レバテックキャリアは、株式会社レバテックが運営する、ITエンジニアやWEBクリエイターに特化した転職エージェントです。
レバテックキャリアには、以下のような特徴があります。
- 担当者がIT業界の経験者
- 企業別の書類・面接対策が受けられる
- 地方求人が少ない
レバテックキャリアは、担当するキャリアアドバイザーのほとんどがIT業界の出身です。
IT業界での転職について熟知しているため、心強いサポートを受けることができます。
基本的に若い人材が求められるIT業界ですが、50代の方でもIT関係の実績や経験があれば十分転職が可能です。
また、レバテックキャリアは面接などの採用試験を企業別で対策しているため、ミスマッチを防ぎやすい上に内定を受けやすいのも強みの一つです。
ただし、地方求人の取り扱いが少ないことに注意しなければいけません。
求人は、全国的に取り扱っているものの、首都圏と関西、福岡に案件が集中しています。
3-2-2:女性向け
50代の女性には、「パソナキャリア」がおすすめです。
- パソナキャリア
-
求人数は業界トップクラス、40,000件以上!
パソナキャリアの特徴 - 親身なカウンセリングで初めての転職でも安心!
- 書類・面接から退職手続きまでアドバイス!
- すべての転職支援サービスは無料!
パソナキャリアは、大手人材派遣会社「パソナ」が運営する転職エージェントです。
パソナキャリアには、以下のような特徴があります。
- 女性向けの求人が豊富
- キャリアアドバイザーが女性の転職に強い
- 首都部、関西圏に求人が集中
パソナキャリアは、総合型の転職エージェントでありながら、女性向けの求人を豊富に取り扱っていることが特徴です。
その上、
パソナキャリアは、全国的に求人を取り扱っているものの、求人が都心部や関西圏に集中している点が、デメリットとなっています。
とはいえ、地方での求人もゼロではないので、都心部での転職を考えている方をはじめ、50代女性はパソナキャリアの利用は必須と言えます。
3-2-3:キャリアに自信がある人向け
キャリアに自信がある50代には、「キャリアカーバー」がおすすめです。
- キャリアカーバー
-
リクルートのハイクラス転職・求人サービス
キャリアカーバーの特徴 - あなたに合った求人を丁寧にご提案!
- 年収800万〜2000万円の求人多数!
- 登録後はスカウトを待つだけ!
キャリアカーバーは、株式会社リクルートが運営する、ヘッドハンティング型の転職支援サービスです。
ただし、基本的にキャリアカーバーは、すでに年収500万円を超えている方をメインに求人を紹介しています。
年収が500万円に満たない方など、キャリアに自信がない方には、求人を紹介してもらえない可能性が高いので注意しましょう。
すでに管理職など役職に就いていて、高い年収を得ている50代の方には、キャリカーバーの登録がおすすめです。
4章:【詳しい解説】転職エージェント登録~転職までの流れ
ここまで、50代におすすめの転職エージェントを紹介してきました。
ここからは、転職エージェントの登録から転職するまでの流れについて、詳しく解説していきます。
50代が、転職エージェントに登録して転職するまでの流れは、次の通りです。
- HPから会員登録
- 電話やメールで面談の日程調整
- 担当エージェントと面談・キャリアカウンセリング
- 複数社の求人提案を受ける
- 書類の添削を受けて候補企業に応募
- 面接対策を受けた後に企業との面接
- 内定をもらい、退職から入社までのサポートを受ける
早速、それぞれの手順を見ていきましょう。
4-1.HPから会員登録
まずは、利用したい
先で紹介した、50代におすすめの転職エージェントには、それぞれ公式HPのリンクもご紹介しています。
利用したい転職エージェントからあれば、ぜひそちらのリンクから会員登録されてください。
4-2.電話やメールで面談の日程調整
転職エージェントに登録したら、
担当者から連絡があった際に、転職希望の動機や希望する職種など、簡単な質問をされることがあります。
それらの情報は、面談を行うために必要なので、丁寧に答えるのがおすすめです。
特に、いち早く転職したいと考えている方は、転職活動をスムーズに進めるためにも丁寧な応対を心がけましょう。
4-3.担当エージェントと面談・キャリアカウンセリング
面談の日時を調整したら、実際に
面談は、基本的に転職エージェントが所有するオフィスで行われます。
しかし、地方在住で近くにオフィスがないなど、場所または日時の都合が合わない場合は、電話での面談も可能です。
50代では、経歴や実績を重点的に評価されます。
しかし、中には自分のキャリアに自信のない50代もいるでしょう。
前職での実績があまりない50代が転職するなら、過去の経歴を全て丁寧に棚卸しして、カウンセリングを受けることをおすすめします。
自分では気づかなかった強みや魅力に、キャリアアドバイザーが気づいてくれる可能性があるので、キャリアは包み隠さずに伝えましょう。
4-4.複数社の求人提案を受ける
キャリアアドバイザーとの面談が終了したら、
一度に紹介してもらえる求人の数は、転職エージェントによって異なりますが、「リクルートエージェント」や「dodaエージェントサービス」など総合型の大手転職エージェントなら、比較的多く求人を紹介してもらえやすいです。
ただし、業界的に50代向けの求人は多くありません。
特にキャリアや実績がない50代が、多くの求人を紹介してもらうのは難しいでしょう。
4-5.書類の添削を受けて候補企業に応募
求人の紹介を受けたら、担当のアドバイザーに書類を添削してもらって、求人に応募しましょう。
転職エージェントでは、基本的にキャリアアドバイザーが書類の添削を行ってくれます。
自分1人で作成するよりも、魅力をうまく伝えられるクオリティの高い書類を作成できます。
50代で転職を複数回経験している方は、多くないでしょう。
4-6.面接対策を受けた後に企業との面接
企業への応募が完了したら、
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、面接対策も行ってくれます。
面接の基本的な受け答えをはじめ、自分をアピールする方法について教えてもらえるので、面接対策は必ず受けましょう。
また、転職エージェントによっては、企業ごとの対策を教えてもらえる場合もあります。
4-7.内定をもらい、退職から入社までのサポートを受ける
内定をもらったら、退職から入社までのサポートを受けることができます。
すでに退職する時期が決まっている方なら、転職エージェントが入社日を設定してくれます。
まだ
また、内定を受けた後に給与を上げる相談もできるので、キャリアアドバイザーに、給与交渉について一度相談してみましょう。
5章:50代が転職エージェントで上手く行かなかった場合の選択肢
ここまで、おすすめの転職エージェントと転職エージェントの使い方について解説してきましたが、転職エージェントを活用すれば必ず転職がうまく行くとは限りません。
50代が転職エージェントでうまく行かなかった場合には、以下の選択肢があります。
- 求人掲載サイト(転職サイト)
- 工場・軽作業の派遣求人サイト
- 公的支援サービス
ここからは、それぞれの選択肢について深掘りして解説していきます。
5-1:求人掲載サイト(転職サイト)
転職エージェントを使って転職活動がうまく行かなかった時は、求人掲載サイトを利用するのも選択肢の一つです。
求人掲載サイトは、転職エージェントと比べて求人数が多いことが特徴です。
エージェントサービスがついていないので、自分一人で転職活動する必要がありますが、求人数が多いので50代向けの求人を確保することができます。
50代におすすめの求人掲載サイトには、以下のものがあります。
- リクナビNEXT
- doda即戦力ミドルの転職
- From40
特にFrom40は、40代・50代のミドル世代を対象とした求人掲載サイトで、全国的に求人を取り扱っています。
業種や職種もさまざまなので、転職エージェントがうまくいかずに困っている50代には、ぜひ利用をおすすめします。
また、
まずは転職エージェントを利用してみて、それでも転職活動がうまくいかなかった場合は、これらの求人掲載サイトを利用しましょう。
5-2:工場・軽作業の派遣求人サイト
工場・軽作業の派遣求人サイトを、活用するのも選択肢の一つです。
おすすめの派遣求人サイトには、以下のものがあります。
- スマートジョブズ
- 工場ハウス
- ジョブリンクワーク
- 工場ワークス
これらのサイトに掲載されている派遣求人の中には、未経験でも就業可能なものも多く含まれています。
基本的に50代で未経験の仕事に就くのは簡単ではありませんが、これらのサイトを活用すればきっと働き口を見つけることができるでしょう。
特にスキルや実績がないなど、キャリアに自信がない方でとにかく仕事を見つけたい人は、ぜひ工場・軽作業の派遣求人サイトの利用を検討してみてください。
5-3:公的支援サービス
50代が、転職エージェントで転職がうまくいかなかった場合は、公的支援サービスを活用するという方法もあります。
公的支援サービスは、国や自治体が提供しているサービスであり、民間では受けられないサポートを受けられるのが特徴です。
中でも
ハローワークは、厚生労働省が運営する就職支援および雇用の促進を目的としたサービスです。
基本的に求人の業種や条件等に偏りがなく、ほとんどの市区町村に設置されているため、どの年代の方でも転職しやすいといった特徴があります。
転職エージェントを利用してもうまく転職できなかった場合は、ハローワークを利用して転職活動するのも選択肢のうちに考えておきましょう。
6章:その他に50代の転職で知っておくべきこと
第1章で、50代の転職で知っておくべきことについて簡単に紹介しましたが、他にも知っておくべきことはいくつあります。
ここからは、「その他に50代の転職で知っておくべきこと」について解説していきます。
50代で転職が不安な方は、ぜひ最後まで読み進めていってください。
6-1:そもそも50代の転職はかなり厳しい
本記事で何度もお伝えしているように、そもそも50代の転職は非常に厳しいです。
その理由には、以下の5つがあります。
- 求人数が少ない
- 書類選考が通りにくい
- 面接で落ちやすい
- 転職活動が長引きやすい
- 年収が下がりやすい
このように内定をもらえるのが難しいだけでなく、年収が下がりやすいのも、50代の転職がかなり厳しいとされる理由です。
ここからは、それぞれの理由について見ていきましょう。
6-1-1:求人数が少ない
転職市場は、基本的に若者をターゲットとしています。
企業側としても、定年間近な50代よりも、これから成長の余地のある20代ないし30代を求めています。
そのことから、50代向けの求人は少なく、転職は厳しいと言えるでしょう。
6-1-2:書類選考が通りにくい
50代は、書類選考が通りにくいのも、転職が厳しいとされる理由の一つです。
書類選考において、年齢でフィルターをかけている企業は少なくありません。
また、企業としても50代を雇用するよりも、20代・30代を雇用した方がコストは安くすみます。
6-1-3:面接で落ちやすい
仮に、書類選考に通過して面接が行われるとしても、面接で落とされることも多々あります。
書類選考と同様に、企業が求めているのは主に若くて将来性のある人材です。
6-1-4:転職活動が長引きやすい
50代は、転職活動が長引きやすいです。
転職支援の大手「エンジャパン」が2018年に行った調査によれば、ミドル世代の83%の人が、「転職期間は半年程度」と回答する結果となりました。
さらに同調査では、50代よりも30代・40代の方が、転職期間が短い傾向にあることが分かりました。
(参考:ミドルに聞く「転職活動期間」実態調査|エンジャパン)
先述したように、50代は書類先行や面接で落とされる可能性が高いです。
そのため、
6-1-5:年収が下がりやすい
特に能力や経歴がなければ、年収を上げたり維持したりすることは難しいでしょう。
また、50代の中には、年収が下がるのを覚悟で転職活動している方もいるかと思います。
しかし、求職者が希望年収を下げたつもりでも、企業側からすれば「希望年収が想定よりも高いなら採用できない」と考えているものです。
そのため、年収が下がりやすいことに加え、たとえ希望年収を下げても転職しやすくなるとは限らないと言えるのです。
※参考記事:【保存版】リストラ後の再就職に必要な知識と失敗しない考え方を解説
6-2:転職先が決まっていないのに現職を辞めてはいけない
50代が転職する際の注意点の一つとして、
先でもお伝えしたように、50代の転職は簡単ではありません。
転職期間の平均は半年とされているため、なかなか転職できないと考えられます。
仮に仕事を辞めた後に転職活動をするとなれば、半年間ほとんど収入がないことになります。
退職時期がまだ決まっていない方は、まず転職先が決まってから退職することが大切です。
一方ですでにリストラが決まっている方は、急いで転職を進めましょう。
- 【コラム】失業保険は「会社都合退職」として手続きすべき
-
退職すれば失業保険を受け取れることがほとんどですが、失業の理由を会社都合退職にすることで、より好条件で失業保険を受け取ることができます。
退職理由が自己都合の場合、失業保険を受給するには3ヶ月程度の期間を開ける必要がありますが、
会社都合の場合は失業が認定されて7日後から受給が可能 です。さらに、雇用保険に加入していた期間によってもことなりますが、自己都合退職よりも会社都合退職の方が、
受給できる期間が長くなり、それに伴って受給額も多くなります。 リストラや長時間労働、賃金のカットなどの理由によって退職したにも関わらず、「自己都合」とされた場合は、「会社都合」に変更することもできます。
自己都合に認定されて不服がある場合は、あなたの住んでいる都道府県の「雇用保険審査官」へ申し立てしましょう。
なお、失業保険の受給手続きの流れは、次の通りです。
- 雇用保険被保険者証など必要書類を準備
- ハローワークで申請する
- 受給説明会の出席
- 失業認定を受ける
- 失業保険の受給
退職したらまずは、失業保険の手続きを行い、自己都合退職と認定された場合は、できる限り会社都合退職に変更しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
最後に、この記事のポイントを振り返ります。
【当記事の要点】
いち早く転職活動を進めたい50代の方は、以下の流れで転職活動を進めることをおすすめします。
- 全ての50代におすすめの転職エージェント「リクルートエージェント」「dodaエージェントサービス」「type転職エージェント」に登録する。
- 1で紹介した50代におすすめの転職エージェント3つに登録した上で、IT系の50代は「レバテックキャリア」に、50代の女性は「パソナキャリア」に、キャリアに自信がある50代は「キャリアカーバー」に登録する
- 複数の転職エージェントの中から、優秀なアドバイザーが担当者するサービスを見極めて、その転職エージェントをメインに利用する
- 転職エージェントで転職活動がうまくいかないなら求人掲載サイトや公的サービスなどを活用する
- 【50代全員におすすめの転職エージェント】
-
- 【タイプ別で50代におすすめの転職エージェント】
-
【IT系の50代】
【50代女性】
【キャリアに自信がある50代】
- 【求人掲載サイト】
-
- リクナビNEXT
- doda即戦力ミドルの転職
- From40
- 【工場・軽作業の派遣求人サイト】
-
- スマートジョブズ
- 工場ハウス
- ジョブリンクワーク
- 工場ワークス
50代は、20代や30代と比べて転職の難易度が高いです。
特に、実績や能力があまり良くなく、キャリアに自信のない50代の方は、転職が非常に厳しいです。
とにかく求人数を確保するために、転職エージェントや転職サイトを積極的に活用しましょう。
この記事で、50代におすすめの転職エージェントについて紹介していますので、転職活動を行う際はぜひそれらのサービスを利用してみてください。