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公開日 : 2020.6.6
最終更新日 : 2020.10.15

フリーランス

フリーランスの3つのデメリットとは?会社員との違いを徹底解説

あなたは、

フリーランスになりたい と思うけれどデメリット ってあるの?」

フリーランスと会社員の違い が知りたい」

などとお考えではありませんか?

フリーランスは高収入や自由な生活を目指せる一方で、さまざまなデメリットがあります。

そのため、あらかじめフリーランスにおけるデメリットは何なのかを把握し、それが本当に自分にとってデメリットなのかを考えることが大切です。

その上で、デメリットよりもメリットの方が上回ると感じた時に、フリーランス転向を考えましょう。

こちらの記事では、1章でフリーランスのデメリットを紹介し、2章・3章・4章でその具体的なデメリットについて紹介していきます。

そしてフリーランスのデメリットについて知った後に、5章でメリットについて、6章でフリーランスに向いている人の特徴について紹介しているので、これからフリーランスエンジニアになろうと考えている人はぜひこの記事を参考にしてください。

この記事のもくじ

第1章:フリーランスには会社員に比べて大きく3つのデメリットがある

フリーランスは会社員と比べて、大きく以下3つのデメリットがあります。

  1. 仕事面のデメリット
  2. 福利厚生面のデメリット
  3. 社会的信用面のデメリット

フリーランスは、仕事が常にある状態ではないので、自分自身で営業活動する必要がありますし、手当や有給休暇などの福利厚生はありません。

また、社会的信用が会社員より低いため、クレジットカードや各種ローンの審査も不利になるデメリットがあります。

以下では、フリーランスのデメリットについて、詳しく解説していきます。

現在フリーランスへの転向を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

第2章:仕事面、収入面のデメリット

フリーランスの仕事面、収入面におけるデメリットには、主に以下3つが考えられます。

  • 自分で仕事を探す必要がある
  • 病気や事故で休んでも誰もフォローしてくれない
  • 専門以外の事務作業をやらなければいけない

フリーランスは、自分で仕事を探す必要があるため仕事が不安定で、それに伴って収入も不安定になりやすいです。

これまで会社の方で対応してくれていた、税金や保険などの事務処理も自分でやらなければいけません。

以下では、それぞれの仕事面・収入面のデメリットを、深掘りしていきます。

2-1:自分で仕事を探す必要がある

自分で仕事を探す必要があるということが、フリーランスのデメリットの一つです。

サラリーマンであれば、自分から仕事を取りに行かなくても、会社から何かしらの仕事が与えられますが、フリーランスは、営業活動をしなければ基本的に仕事がありません。

企業というブランドがないため、仕事がもらえないこともありますし、突然仕事が打ち切られる可能性も十分にあり、それに伴って収入も不安定になりやすいです。

フリーランスエンジニアの場合は、エンジニアの人材不足によってある程度仕事を確保しやすいですが、それでも会社員と違って自分で仕事を探すための努力が必要です。

フリーランスが自分に適した仕事を手にするためには、主に以下3つの対策があります。

  • 営業力をつける
  • 人脈を広げる
  • 常に複数の取引先と仕事を行うようにする

これらの対策を意識することで、仕事を安定的に見つけやすく、なおかつ自分に適した仕事を受けられるようになります。

なお、フリーランスエンジニア向けの案件紹介サイト「クラウドテック」は、仕事を紹介してもらえる上に、病気やケガの補償も受けられるので、これからフリーランスへの転向を考えている方はぜひ利用してみてください。

※クラウドテックの詳細については、8章で解説しています。

2-2:病気や事故で休んでも誰もフォローしてくれない

続いて、フリーランスの仕事面でのデメリットが、病気や事故で休んでも誰もフォローしてくれない点です。

会社員の場合は、ケガや病気で働けない状態になると、代わりの社員が自分の仕事を補ってくれていました。

しかし、フリーランスは、完全に個人で仕事をする必要があるため、自分ができなくなった仕事を代わりにやってくれる人はいません。

フリーランスになれば会社員の時よりも健康面の自己管理が求められるため、保険への加入をおすすめします。

中でもフリーランスエンジニア向けの案件紹介サイト「Midworks」は、仕事を紹介してくれるだけでなく、正社員並みの保険が付帯しており、さらに法律関係のトラブル保険もついているのでぜひ登録してみてください。

2-3:専門以外の事務作業をやらなければならない

フリーランスは、専門以外の事務作業も必要です。

税金の申告や保険の支払いなど、会社員の時は他の部署がやってくれていた事務処理を、すべて自分でやる必要があります。

具体的には、日々の請求書発行や入金確認、また年度末には確定申告を行なわなければいけません。

事務処理を外注すれば自分で事務作業を行う必要はありませんが、フリーランス独立初期から外注できる人ばかりではありません。

フリーランスの事務作業を自分で行なう場合は、以下のような会計ソフトを利用することをおすすめします。

    2-4:その他のデメリット

    フリーランスには、営業活動や事務作業などのデメリットのほかにも、以下のようなデメリットも存在します。

    • 孤独を感じやすい
    • ボーナスがない
    • 退職金がない
    • 教育を受ける機会が少なくなる

    以下では、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

    2-4-1:孤独を感じやすい

    フリーランスは、孤独を感じやすい というデメリットがあります。

    会社員のように一つの組織に属していない上、会社員のように出社がないので、物理的に孤独を感じやすいです。

    フリーランスの中には、在宅でやっているため、誰とも話さないということも少なくありません。

    とはいえ、自分で働く人と場所を選べるため、嫌いな人と働くわずらわしさはなくなる点がメリットと言えます。

    また、最近では、シェアオフィスがさまざまなところにありますし、交流イベントなどに参加すれば孤独を感じずに済みます。

    そのため、孤独感を感じやすいのがフリーランスのデメリットと言われる一方で、孤独になるのかどうかは本人の過ごし方次第とも言えるでしょう。

    2-4-2:ボーナスがない

    フリーランスは、ボーナスがありません。

    一見ボーナスのある会社員の方が得しているように感じますが、それだけではデメリットと言い切ることはできません。

    自分の努力次第で、収入を上げられる点がフリーランスの強みで、特にフリーランスエンジニアの場合は、独立後に収入が倍以上になることも少なくありません。

    フリーランスにボーナスはないものの、普段の月収を上げれば、税込年収で比較した時にフリーランスの方が稼いでいることがあります。

    そのため、ボーナスがないことが大きなデメリトとは言えないものの、フリーランスへ転向する際には留意すべきです。

    2-4-3:退職金がない

    フリーランスには、退職金がありません。

    会社員と違って定年を迎えた時に、お金を受け取れないため、老後の貯蓄は自分で行なう必要があります。

    しかし、フリーランスは、会社員よりも高い収入を得ることができるため、多く稼いだ分を貯蓄に回すことができます。

    また、フリーランスには「小規模企業共済制度」などの積み立て制度があり、それらを利用すれば、退職金の代わりに定年後にまとまったお金を受け取ることも可能です。

    そのため、退職金がないことが必ずしもデメリットとは言い切れないものの、フリーランスになれば貯蓄についてこれまで以上に考えることが大切です。

    2-4-4:教育を受ける機会が少なくなる

    教育を受ける機会が少なくなる ことは、フリーランスのデメリットの一つです。

    基本的にフリーランスは、これまで培ったスキルや経験をもとに仕事を請け負う働き方なため、自分のスキルを伸ばすという意味ではあまり向いていません。

    もちろん、営業活動から会計処理までの、会社員では養われない経験をすることはできますが、たとえばシステムエンジニアがフリーランスに転向してからエンジニアとしての技術を上げることは難しいです。

    スキルアップのためには、教材を購入したりセミナーに通ったりなど、自ら行動することが大切です。

    【コラム】お金の不安や働きすぎでメンタルを壊す人がいる

    フリーランスは、お金の不安から働きすぎてメンタルを壊す人がいます。

    会社員と違ってフリーランスは、決められた労働時間がないため、労働時間は自分で管理することができます。

    人一倍働くことで収入を上げることは可能ですが、それによってメンタルを壊せば、今後の仕事に支障をきたすので注意が必要です。

    健康管理・メンタル管理もフリーランスの仕事のうちです。

    働けばいいというものではなく、自分がいくら稼げれば安心するのか、そのためにはどのくらい働けばいいのかをきちんと算出し、計画的に仕事をしましょう。

    第3章:福利厚生面のデメリット

    フリーランスには、福利厚生面のデメリットとして以下の2つがあります。

    • 社会保障がなく将来受け取れる年金の額が減る
    • 有給休暇がない

    ここからは、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

    3-1:社会保険がなく将来受け取れる年金の額が減る

    フリーランスは、社会保険に加入できないため、結果的に将来受け取れる年金の額が減ってしまう というデメリットがあります。

    会社員の加入する年金は「厚生年金」と呼ばれるもので、フリーランスが加入する「国民年金」とは異なります。

    毎月の掛金は減るものの、国民年金で支払い続けた場合、定年後にもらえる年金受給額は、厚生年金で支払い続けた場合よりも低い点に注意しなければいけません。

    さらに社会保険の保険料は、会社が半分負担しているため、フリーランスになって国民健康保険に切り替われば、負担する保険料が会社員の時よりも高くなるケースがほとんどです。

    このようにフリーランスは、会社員と比較しても保険料の面でデメリットがあると言えるでしょう。

    しかし、年金に関しては、今後支払った額よりも受給額の方が少ないという見通しがあり、また自身で保険に加入することで、そういったデメリットをカバーできます。

    そのためフリーランスに転向することで、社会保険から国民健康保険に切り替わるとはいえ、自身で対策することによってデメリットを和らげることが大切です。

    3-2:有給休暇がない

    フリーランスには、有給休暇がありません。

    有給休暇は、賃金が発生しつつも休暇を過ごせる仕組みなので、つまり有給休暇のないフリーランスが休暇を取れば、収入に影響することになります。

    一方で会社員の場合、仮に10日間の有給休暇をしても、その10日間も給料が発生し続けているため、給料が下がることはありません。

    そのため、有給休暇がないことが、フリーランスのデメリットの一つと言えます。

    とはいえ、フリーランスには有給休暇がないものの、仕事量を自由に決められるので、自分で時間を作りさえすれば、好きな時に気兼ねなく休むことが可能です。

    さらに、収入も自分で調整できるため、自分の好きな時に休みを作りつつも、会社員よりも高い収入を得ることができます。

    このようにフリーランスに有給休暇がないことに関して、本人次第でそのデメリットをプラスに捉えることができるものの、フリーランスになる際は有給休暇の有無について留意しておくことが大切です。

    第4章:社会的信用面のデメリット

    続いて、フリーランスには、社会的信用面のデメリットとして以下の4つがあります。

    • ローンが組みにくくなる
    • 新規にクレジットカードが作りにくくなる
    • 賃貸契約が結びにくくなる
    • 融資を受けにくくなる

    フリーランスは、会社員と比べて収入が安定しないため、このように社会的信用面において不利です。

    ここからは、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

    4-1:ローンが組みにくくなる

    フリーランスは、各種ローンが組みにくい というデメリットがあります。

    ローンを組むためには、毎月の安定した収入をはじめとした社会的信用が必要です。

    当然フリーランスは、収入が安定しないため、ローンの審査通過が会社員と比べて難しくなります。

    マイカーローンや住宅ローン、カードローンなど各種ローンの契約を考えている方は、会社員のうちにローンを組んでおくことをおすすめします。

    4-2:新規にクレジットカードが作りにくくなる

    フリーランスは、新規のクレジットカードが作りにくいです。

    ローンが組みにくい理由と同様で、収入が不安定な人に対して、クレジット会社は「返済能力が低い」と判断してしまいます。

    そのため、フリーランスへの転向を考えている人は、会社員のうちにクレジットカードを発行しておくことをおすすめします。

    4-3:賃貸契約が結びにくくなる

    フリーランスは、賃貸契約が結びにくい というデメリットがあります。

    なぜなら、大家さんや不動産会社が求めている借主は、家賃を毎月必ず支払える人です。

    フリーランスは、収入が不安定と思われやすいため、それに伴って大家さんや不動産会社からも支払いに関する社会的信用度が低いとして、契約を断られることがあります。

    そのため、フリーランス転向後に引っ越す予定がある人は、会社員のうちに引っ越しておくことをおすすめします。

    4-4:融資を受けにくくなる

    フリーランスは、各金融機関からの融資を受けにくい です。

    継続して一定の収入を受けている実績があれば、融資を受けられる可能性はありますが、会社員よりも審査が厳しくなることがほとんどです。

    事業融資など各種融資を受ける予定の人は、会社員のうちに申し込みしておきましょう。

    第5章:フリーランスのメリット

    ここまで、フリーランスと会社員とを比較した時のデメリットについて紹介してきましたが、何もデメリットだけではありません。

    フリーランスには、以下6つのメリットがあります。

    • 会社員と同じスキル・仕事なら収入アップが期待できる
    • 働く時間や場所を選ぶことができる
    • 仕事内容や関係者を選ぶことができる
    • 自分で意思決定して仕事を進めることができる
    • 支払ったお金は経費として計上できる
    • 生きていく力が高まる

    このように、仕事・生活において自由度が高くなることがフリーランスのメリットで、ワークライフバランスの向上が可能です。

    ここからは、それぞれのメリットについて詳しく説明していきます。

    5-1:会社員と同じスキル・仕事なら収入アップが期待できる

    フリーランスは、会社員と同じスキル・仕事なら、収入アップを期待できるというメリットがあります。

    なぜフリーランスになると収入が上がるのか、その理由は以下の2つです。

    • 会社員は固定給だから
    • 会社員の給料は会社が差額を貰っているから

    多くの会社員は固定給で働いているため、どんなに頑張って成果を上げても著しい収入アップは見込めません。

    仮に歩合制で成果を上げた分だけ収入が上がったとしても、そもそも会社側が差額を貰っているため、本来の報酬分を貰うことはほとんど不可能です。

    しかし、フリーランスになれば、報酬額を丸々受け取ることができますし、報酬額の交渉も自分でできます。

    そのため、会社員と同じスキル・仕事であれば、交渉や営業をうまく駆使することによって収入アップが期待できます。

    5-2:働く時間や場所を選ぶことができる

    フリーランスの2つ目のメリットが、働く時間や場所を選べる ことです。

    会社員の場合は、毎日決められた時間に出社して退社し、毎日決められた場所で仕事しなければいけないのが一般的です。

    一方でフリーランスの場合は、自分で働く場所や時間を決められるため、たとえば毎日違うカフェで仕事をしたり、公園で仕事したりしても構いません。

    フリーランスエンジニアのように、ノートパソコン1台あれば仕事ができてしまえば、働く場所と時間を選ばずに、自分の好きなように働くことができ、それによってプライベートの時間も自分次第で充実させられます。

    子育てに時間を割くこともできますし、親の介護に時間を割くことも可能です。

    このように、自分のライフワークバランスを向上させたいのなら、フリーランスが最適と言えます。

    5-3:仕事内容や関係者を選ぶことができる

    仕事内容や関係者を選ぶことができる のが、フリーランスの3つ目のメリットです。

    会社員の場合は、仕事を自由に選ぶことはできませんし、いつも同じ職場の人たちと関わる必要があり、自分が苦手とする人とも関わらないわけにはいきません。

    一方でフリーランスの場合は、自分のやりたい仕事、できる仕事だけ受けることができ、さらに関係者が苦手なら関わらないという選択肢もあります。

    自分がやりたくない内容の仕事や、関わりたくない人たちと仕事をすれば、ストレスがかかります。

    仕事に対してそういったストレスを感じる人は、フリーランスになるメリットは大きいでしょう。

    5-4:自分で意思決定して仕事を進めることができる

    フリーランスの4つ目のメリットが、自分で意思決定して仕事を進められる ことです。

    上記したように、会社員は基本的に自分がやる仕事を選べないので、当然、自分の意思決定で仕事をすることも難しいです。

    通常、仕事を自分で意思決定してできるようになれば、仕事に面白みを感じることができますが、会社や上司の方針に従わなければならず、常に仕事をやらされている側の状態で、仕事に面白みを感じられないという人もきっと少なくないでしょう。

    その点、自分の意思決定で仕事を回すことができるフリーランスは、仕事の面白みを実感しやすく充実感を覚えやすいというメリットがあります。

    5-5:支払ったお金は経費として計上できる

    フリーランスの5つ目のメリットが、支払ったお金を経費として計上できる ことです。

    基本的に、会社員には「経費」という考え方がないため、仕事で使うような道具や備品は自分の給与から支払う必要があります。

    フリーランスの場合は、仕事に関わるあらゆる出費を経費として計上でき、支払う税金を抑えられます。

    たとえば、主に自宅で仕事をしているフリラーンスエンジニアの場合、自宅の作業スペースの割合に応じて家賃を経費計上できます。

    仮にワンルーム8畳の部屋に住んでいて、そのうち2畳程度を作業スペースとしているのなら、家賃の4分の1が経費で計上可能です。

    また、そのほかにも、電気代や交通費、外食代、PCなど備品の費用は経費にできるため、場合によっては会社員よりも支払う税金を抑えられる可能性があります。

    そのため、経費計上できる点は、会社員にはないフリーランスのメリットと言えるでしょう。

    5-6:生きていく力が高まる

    フリーランスの6つ目のメリットが、生きていく力が高まる ということです。

    一般的に、フリーランスよりも会社員の方が安定とされていますが、実はそうとは言い切れません。

    急に会社が倒産することは十分考えられ、会社が倒産してしまえば会社員は生きていくことができず、また別の会社に就職する必要があります。

    特に、40代後半〜50代の時に会社が倒産してしまえば、それから再就職先を見つけるのは簡単なことではありません。

    しかしフリーランスの場合、営業からクライアントワーク、納品、サポートまでを自分一人で行うため、仕事の全体像を身につけることができます。

    つまり、会社員は企業という母体がなければ働いていくことが難しい一方で、フリーランスは母体がなくても自分一人で仕事を受注・遂行することができるため、生きていく力が高まると言えるでしょう。

    第6章:フリーランスに向いている人の特徴

    フリーランスのメリットとデメリットが分かったとはいえ、そもそも自分がフリーランスに向いているのか気になっている人も多いかと思います。

    フリーランスに向いている人には、主に以下2つの特徴があります。

    • デメリットよりもメリットが上回る
    • 常にリスクヘッジの感覚を持っている

    ここからは、それぞれの特徴について解説していくので、フリーランスへの転向を考えている人はぜひ参考にしてください。

    6-1:デメリットよりもメリットが上回る

    フリーランスのデメリットとメリットについて上述しましたが、自分にとってデメリットよりもメリットの方が上回っていると感じた人は、フリーランスが向いている可能性があります。

    人によって感じ方は異なるため、フリーランスのメリット・デメリットを知って、自分はどう感じたかが大切です。

    以下では、フリーランスのメリット・デメリットをどう感じるかについて深掘りしていきます。

    6-1-1:1つの項目について、デメリットと感じるかメリットと感じるか?

    メリットとデメリットがわかったとはいえ、人によってその感じ方は異なり、ある人にとってメリットと感じることでも、別の人ではそれがデメリットに感じることがあります。

    逆に言えば、これまでデメリットと思っていたことでも、考え方次第でメリットにも感じられます。

    デメリットをメリットとして捉えるヒントとして、以下の3つを考えてみてください。

    デメリット メリットとして捉える考え方
    孤独を感じる 働く場所と時間、そして関わる人を自分で選べる
    確定申告が面倒 会社員よりも税金を抑えられる
    事務作業などの雑務が必要 事業において必要な仕事を知り、身につけることができる

    フリーランスと会社員とを比較した時、フリーランスのデメリットがいくつか浮き彫りになりますが、それら全てを必ずしもデメリットと言い切ることはできません。

    人それぞれ考え方次第で、デメリット・メリットの感じ方は違うので、自分はどう考えるのかを大切にしてください。

    6-1-2:デメリット・メリット同士を比較して、会社員よりもフリーランスの方が多い

    続いて、会社員とフリーランスのデメリット同士、メリット同士を比較しましょう。

    デメリット・メリット同士を比較することで、自分にとってどっちに価値を感じるかが明確になります。

    具体的な比較方法として、まずはそれぞれのメリット・デメリットを羅列して見比べ、どちらに魅力を感じるかを考えます。

    たとえば、以下の比較例を参考にしてください。

    【デメリットで比較(許容できるのはどちらか?)】

    【会社員の場合】

    • 会社員は人間関係がわずらわしく、理不尽に怒られたりすることも多い
    • 場所と時間に拘束されて働く必要がある

    【フリーランスの場合】

    • 常にお金の不安がつきまとう
    • 専門業務以外にも会計処理や書類作成などをやらなければいけない

    【メリットで比較(より望ましい方はどちらか?)】

    【会社員の場合】

    • 税金などの面倒な処理を会社がしてくれる
    • 有給休暇がある
    • ボーナスがある

    【フリーランスの場合】

    • 会計処理の方法によって節税の選択肢が広がる
    • 仕事量を自分でコントロールできるので、自分の好きな日に休みを作れる。長期休暇も可能。
    • ボーナスはつかないものの、年収ベースで考えると会社員よりも高収入が狙える

    このように、それぞれのデメリット同士、メリット同士を比較して、自分がどちらに価値を感じるのかで、フリーランスに向いているかどうかを考えてみましょう。

    6-2:常にリスクヘッジの感覚を持っている

    常にリスクヘッジの感覚を持っている人は、比較的フリーランスに向いていると言えます。

    なぜならフリーランスはリスクが多く、リスクのことを考えなかったり、リスク管理を怠ったりすれば、フリーランスとして長く生き続けることは難しいためです。

    一つの例として、フリーランスは、リスクヘッジのために複数社と取引することが望ましいです。

    たとえば、一社のクライアントとばかり付き合っているフリーランスエンジニアは、その企業から契約を切られればその瞬間から収入が途絶えてしまいます。

    フリーランスは、会社員と違って、いつクライアントから契約を切られるかわかりません。

    リスクヘッジを常に意識している人は、一社のクライアントに依存せずに、3〜4社と付き合っていることがほとんどですし、逆にリスクヘッジができていない人は、一社のクライアントに依存していることが多いです。

    これまでリスクヘッジについてあまり気にしてこなかった人は、今回紹介したフリーランスの各デメリットについて、どんなリスクヘッジができるのか考えてみましょう。

    6-3:その他、フリーランスに向いている特徴

    そのほかにも、フリーランスに向いている人には、以下のような特徴があります。

    • 責任感がある
    • 仕事と生活のバランスをマネジメントできる
    • 仕事の効率化が得意
    • コミュニケーションが得意
    • 仕事において明確な軸を持っている

    これらの特徴については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

    フリーランスの3大リスクとは?失敗しない6つの要点とリスクヘッジを解説

    第7章:いきなりフリーランスにはならずに副業から始めてみよう

    フリーランスへの転向を考えている人は、まずは副業から始めてみることをおすすめします。

    フリーランス独立初期の時から、たくさんの仕事がある状態が理想なので、まだクライアントがいない状態で、フリーランスエンジニアへの転向はややリスクが高いです。

    リスクヘッジの観点からも、まずは副業から始め、収入や仕事が安定してきてから転向しましょう。

    また、副業として始める場合は、フリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスの利用をおすすめします。

    第8章:フリーランスに必須の案件紹介サイト10選

    ここからは、フリーランスエンジニアに必須の、案件紹介サイト10選を紹介していきます。

    これまでにもお伝えした通り、フリーランスとして長く活躍するには、最大のデメリットである収入の不安定さをカバーし、少しでもリスクヘッジすることが最も重要です。

    また、案件をきちんと比較して、自分が得意な案件や高単価な案件など、効率的に収入が得られるように努力する必要があります。

    副業に慣れてきたら、これらのサイト全てに登録して、いつでも複数の案件を比較できる状態にしておきましょう。

    それでは、1つずつ紹介していきます。

    8-1:Midworks

    Midworks

    正社員でフリーランスな エンジニアライフを Midworksで実現しませんか?

    Midworks
    Midworksの特徴
    • 保有案件数は業界最大級!
    • フリーランスでも正社員並みの保障付き!
    • 業界を熟知したコンサルタントによるフォロー!

    Midworksは、IT・web系のフリーランス独立支援サービスです。

    Midworksには、以下3つの特徴があります。

    • 契約時の発注金額を公開している
    • 案件のマージン率が低い
    • 保証や保険が手厚い

    Midworksのマージン率は、10〜15%と低い水準なので、受注した仕事の報酬を多く受け取ることができます。

    さらに正社員と同等の保証が受けられるほか、各種保険を半額負担してくれる手厚い福利厚生が強みです。

    また、Midworksの紹介する企業は、先進的なIT技術を積極的に取り入れているところが多く、フリーランスエンジニアとして、スキルや知識を常に向上させたいと考えている人にはぜひおすすめです。

    8-2:フューチャリズム

    フューチャリズム

    フリーエンジニア専門の案件紹介サービス

    フューチャリズム
    フューチャリズムの特徴
    • 最高月収120万円!
    • 支払いサイト最短15日!
    • 業務開始まで最短1週間

    フューチャリズムは、ポート株式会社が運営する、ITエンジニア向けのフリーランス案件紹介エージェントです。

    フューチャリズムには、以下3つの特徴があります。

    • スキルアップを狙える案件が多い
    • 報酬の高い案件が多い
    • 支払いが最短15日

    フューチャリズムが紹介する案件は、スキルアップと収入アップの両方を見込めることが特徴で、フリーランスエンジニアとして中長期的に活躍することができます。

    また、報酬の支払いが15日と、他のサイトと比較しても非常に早い段階から報酬を受け取れるため、フリーランス独立初期は、初動を早められる点が大きな強みです。

    これからフリーランスエンジニアへ転向する人は、ぜひ登録してみてください。

    8-3:tech tree

    tech tree

    ITエンジニア・フリーランスの求人案内サービス

    tech tree
    tech treeの特徴
    • 業界大手企業群と優良直請け案件が多数あり!
    • 開発会社ならではの独自教育及びサポートシステム!
    • 専任のキャリアパートナーによる安心のフォロー体制!

    tech treeは、株式会社レイハウオリが運営するフリーランス案件紹介エージェントです。

    tech treeには、以下3つの特徴があります。

    • 独占案件を多数保有
    • 登録から案件紹介までが最短当日
    • 独自の手厚いサポートを行なっている

    tech treeは、独占案件を多数保有しているため、他では出会えないような案件を見つけることができます。

    さらに独自のサポートが手厚く、たとえば「確定申告代行」や「正社員登用制度」など、他サイトではあまり行なわれていないサポートが特徴的です。

    これからフリーランスエンジニアへの転向を考えている人にはオススメです。

    8-4:レバテックフリーランス

    レバテックフリーランス

    業務委託・常駐フリーランス専門エージェント!

    レバテックフリーランス
    レバテックフリーランスの特徴
    • あなたのスキルがダイレクトに収入へとつながる!
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    • まだフリーになるか決めていない方や 情報収集したいだけの方もお気軽に!

    レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営するIT・WEB関係のフリーランス案件紹介エージェントです。

    レバテックフリーランスには、以下3つの特徴があります。

    • 幅広い業務内容の案件を保有
    • 独自の福利厚生
    • 報酬の支払いが早い(末締め翌月15日支払)

    レバテックフリーランスで紹介される案件には、ソーシャルゲーム案件やインフラエンジニア案件、アプリ案件などその業務内容の幅広さが特徴です。

    さらに、独自の福利厚生を行なっていることも特徴の一つで、条件を満たした場合は、宿泊施設の格安利用ができたり、無料で税理士を紹介してもらえたりします。

    フリーランスエンジニアの案件に関しては他サイトと比べても非常に充実しているので、ぜひ登録をオススメします。

    8-5:チェンジアップ(CHANGEUP!)

    チェンジアップ(CHANGEUP!)

    転職×フリーランス|エンジニアの仕事探しなら

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    チェンジアップ(CHANGEUP!)の特徴
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    チェンジアップ(CHANGEUP!)は、株式会社ユナイテッドウィルが運営する、フリーランスエンジニア向けの案件紹介エージェントです。

    チェンジアップには、以下3つの特徴があります。

    • エンジニア業界に精通したスタッフが対応
    • 正社員の求人も取り扱っている
    • 案件が首都圏中心

    チェンジアップのスタッフは、エンジニアの実情に詳しく、フリーランスエンジニアになるべきかそれとも正社員として働いていくのか、どちらがいいのかをプロの目線からアドバイスしてもらえます。

    フリーランスエンジニアへの転向を迷っている人は、ぜひ登録してみてください。

    8-6:ITプロパートナーズ

    Hajimari (ITプロパートナーズ)

    IT起業家・フリーランスの自立を支えるお仕事紹介サービス

    Hajimari (ITプロパートナーズ)
    Hajimari (ITプロパートナーズ)の特徴
    • 週2日からの案件紹介!
    • エンド直なので高単価!
    • トレンド技術を取り入れた魅力的な案件多数!

    ITプロパートナーズは、株式会社ITプロパートナーズが運営する案件紹介エージェントです。

    ITプロパートナーズには、以下2つの特徴があります。

    • 週2〜3日稼働から可能
    • ベンチャー企業の案件がやや多め

    通常、フリーランスエンジニアの案件は、週5日以上稼働する必要があるものばかりです。

    しかし、ITプロパートナーズは、週2〜3日の稼働から始められる案件の多さが特徴で、たとえばひとまず副業としてお試しフリーランスをやってみたいという人には、非常に適しています。

    もちろん、自由度の高い働き方ができるので、一般的なフリーランスの利用としても非常にオススメです。

    8-7:ギークスジョブ

    ギークスジョブ

    日本最大級のITフリーランス専門エージェント!

    ギークスジョブ
    ギークスジョブの特徴
    • 高額予算の独占案件を保有!
    • 保有案件が多いから仕事がない期間がない!
    • キャリアアップにつながるコンサルティングあり!

    ギークスジョブは、取引実績が1,000社以上にものぼる老舗の案件紹介エージェントです。

    ギークスジョブ には、以下2つの特徴があります。

    • WEBやスマホアプリ開発の案件に強い
    • 独自のサポートが充実

    ギークスジョブは、WEB系の案件、もしくはスマホアプリ開発系の案件に強い点が特徴です。

    その上サポートにも力を入れており、セミナーの開催や会社員と同等の福利厚生、そのほかフリーランスとして長く働き続けられるためのキャリアアップサポートも行なっています。

    ぜひ登録してみてください。

    8-8:フォスターフリーランス

    フォスターフリーランス

    フリーランスITエンジニアの案件・求人サイト

    フォスターフリーランス
    フォスターフリーランスの特徴
    • 案件の半数以上が直取引で高単価!
    • 利用者満足度90%以上!
    • 20年のノウハウでサポートに自信あり!

    フォスターフリーランスは、フリーランスエンジニア向けの案件紹介エージェントです。

    フォスターフリーランスの特徴には、以下の3つがあります。

    • 利用者のスキルを評価
    • 常駐型の案件が中心
    • 案件が都心部に集中

    フォスターフリーランスは、IT業界を熟知したコーディネーターによるスキル評価が特徴です。

    自分のスキルが業界にどの程度通用するのかを客観的に評価してもらえるので、自分の市場価値がわかるだけでなく、同時にその人に最適な案件も紹介してもらえます。

    そのため、自分のスキルには見合わない低単価の案件との、ミスマッチを回避することができます。

    フォスターフリーランスの案件は、1都3県のみでそのほとんどが常駐型なので、地方エンジニアには適さないものの、フリーランスへの転向を考えている人には、おすすめしたいエージェントの一つです。

    8-9:PE-BANK

    PE-BANK

    設立から四半世紀!フリーランスエンジニアの独立をサポート!

    PE-BANK
    PE-BANKの特徴
    • 平均年収800万円以上 ※関東エリア
    • 取扱案件数は常時5万件超!
    • ITエンジニアの方へ総合的なサポート!

    PE-BANKは、株式会社PE-BANKが運営する、フリーランスエンジニア専門の案件紹介エージェントです。

    PE-BANKの特徴には、以下の3つがあります。

    • 地方の案件に対応
    • マージン率が低い
    • 確定申告のサポートを行なっている

    PE-BANKの特徴は、何といっても地方の案件に対応していることです。

    北海道から福岡まで全国に9ヶ所の拠点があり、地方在住のフリーランスエンジニアでも、PE-BANKを利用すれば案件を受注することができます。

    さらに、マージン率は、12%からと低いため、多くの報酬を自分の手元に残せます。

    ぜひ登録してみてください。

    8-10:クラウドテック

    クラウドテック(crowdtech)

    リモートワークや週3日・週4日など案件多数!

    クラウドテック(crowdtech)
    クラウドテック(crowdtech)の特徴
    • 専任のフリーランスキャリアアドバイザーがサポート!
    • 取扱案件の33%がリモートワーク!週3日、4日OKのお仕事も多数!
    • タートアップから大手企業まで!

    クラウドテック は、株式会社クラウドワークスが運営している案件紹介エージェントです。

    クラウドテックには、以下3つの特徴があります。

    • 自分の理想とするワークスタイルを希望できる
    • 支払いサイトが最短15日
    • 独自の保険がある

    クラウドテックは、自分の理想とするワークスタイルの希望を、汲み取ってくれることが特徴です。

    たとえば週2〜3日からの案件や、常駐型あるいはフルリモートの案件など、自分の理想とするフリーランス像を目指すことができます。

    またクラウドテックは、独自の保険サービスが特徴的で、クラウドテックの利用者かつ対象者なら誰でも加入可能な保険「クラウドワーカーあんしん保険」は、病気やケガで仕事ができなくなった時に、毎月5万円を最長10年間支給される手厚さです。

    これからフリーランスエンジニアへ転向するにあたって不安がある人は、案件と保険が充実したクラウドテックの利用をおすすめします。

    まとめ

    最後にこの記事のポイントを振り返ります。

    【フリーランスの3つのデメリット】

    • 仕事面のデメリット
    • 福利厚生面のデメリット
    • 社会的信用面のデメリット

    【仕事面、収入面のデメリット】

    • 自分で仕事を探す必要がある
    • 病気や事故で休んでも誰もフォローしてくれない
    • 専門以外の事務作業をやらなければいけない

    【福利厚生面のデメリット】

    • 社会保障がなく将来受け取れる年金の額が減る
    • 有給休暇がない

    【社会的信用面のデメリット】

    • ローンが組みにくくなる
    • 信金クレジットカードが作りにくくなる
    • 賃貸契約が結びにくくなる
    • 融資を受けにくくなる

    【フリーランスのメリット】

    • 会社員と同じスキル・仕事なら収入アップが期待できる
    • 働く時間や場所を選ぶことができる
    • 仕事内容や関係者を選ぶことができる
    • 自分で意思決定して仕事を進めることができる
    • 支払ったお金は経費として計上できる
    • 生きていく力が高まる

    【フリーランスに向いている人の特徴】

    • デメリットよりもメリットが上回る
    • 常にリスクヘッジの感覚を持っている

    フリーランスのデメリットはさまざまありますが、必ずしも全てがデメリットだと言い切ることはできません。

    人によっては、一般的なデメリットをデメリットと感じませんし、逆にフリーランスのメリットを、あまりメリットと感じられない人もいます。

    そのため、これからフリーランスエンジニアとして生きていきたいと考えている人は、フリーランスにおけるデメリットが、はたして本当に自分にとってデメリットなのか、また本当にフリーランスになってもいいのか、きちんと自分の頭で考えることが大切です。

    また、無理してはじめからフリーランスとしてスタートする必要はなく、まずは副業として個人で案件をこなしつつ、収入や仕事が安定してきたらフリーランスに乗り換える方法もあります。

    フリーランスへの転向を考えているのであれば、フリーランス向けの案件紹介エージェントに登録し、実際にどういう案件があるのかを見たり、アドバイザーに相談したりしてみましょう。

    フリーランスの3つのデメリットとは?会社員との違いを徹底解説

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