あなたは、
「
「派遣から正社員になると何が変わるんだろう?」
「派遣から正社員になるには何をしたら良いんだろう?」
等の悩み、疑問をお持ちではありませんか?
結論から言えば、派遣先の企業に正社員登用制度があれば、派遣社員から正社員になることは可能です。
ただし、正社員になることにはメリットだけではなく「拘束が増える」「異動や転勤がある」などのデメリットもあります。
また、派遣先の企業に正社員登用制度があったとしても、誰でも正社員になれるわけではありません。
正社員になるためには、ポイントを抑えた行動が必要なのです。
そこでこの記事では、まずは派遣社員から正社員なれる理由や確率を説明し、それから正社員と派遣社員の違いやそれぞれのメリット、デメリットについて説明します。
さらに、正社員になるための具体的な方法、転職エージェントを活用する方法、そしておすすめ転職エージェントを紹介します。
読みたいところから読んで、これからの行動に活用してください。
- この記事のもくじ
-
- 1章:派遣社員から正社員になれる?
- 1-1:派遣社員から正社員になるには派遣先に制度があることが前提
- 1-2:派遣社員から正社員になれる確率はどのくらい?
- 2章:派遣社員と正社員の違い
- 2-1:仕組みの違い
- 2-2:給与の違い
- 2-3:福利厚生の違い
- 2-4:労働時間の違い
- 2-5:キャリアアップの選択肢の違い
- 3章:派遣社員から正社員になるメリット・デメリット
- 3-1:メリット
- 3-1-1:安定して働ける
- 3-1-2:給与が上がる可能性
- 3-1-3:福利厚生が手厚くなる
- 3-1-4:ボーナスがある
- 3-1-5:キャリアアップの選択肢が増える
- 3-2:デメリット
- 3-2-1:異動や転勤がある
- 3-2-2:残業や休日出勤が増える
- 3-2-3:希望しない仕事の担当になる
- 4章:派遣社員から正社員になる3つの方法
- 4-1:今の会社で正社員登用制度を使う
- 4-2:紹介予定派遣制度を使う
- 4-3:正社員で募集されている会社に転職する
- 5章:正社員に選ばれるために転職エージェントを活用しよう
- 5-1:転職エージェントを使うメリット
- 5-1-1:情報収集や自己分析、希望の会社のイメージの明確化に使える
- 5-1-2:非公開求人を紹介してもらえる
- 5-1-3:企業や職種に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 5-1-4:年収アップや働き方など待遇の交渉も可能
- 5-1-5:エージェントからの推薦で選考が進みやすい
- 5-2:転職して正社員になる3つのステップ
- 5-2-1:転職サイトで気になる企業を探す
- 5-2-2:転職エージェントを活用する
- 5-2-3:複数の転職エージェントからパートナーとなる
- 6章:おすすめ転職エージェント
- 6-1:【一般向け】おすすめ転職エージェント
- 6-1-1:リクルートエージェント
- 6-1-2:マイナビエージェント
- 6-1-3:doda
- 6-2:【IT系向け】おすすめ転職エージェント
- 6-2-1:ギークリー
- 6-2-2:マイナビIT AGENT
- 6-2-3:レバテックキャリア
- まとめ
1章:派遣社員から正社員になれる?
それでは、まずは派遣社員から正社員になれる場合の条件と、正社員になれる可能性について説明します。
正社員と派遣社員の具体的な違いから知りたい場合は、2章からお読みください。
1-1:派遣社員から正社員になるには派遣先に制度があることが前提
そもそも、派遣社員が正社員になるためには、派遣先の企業に「正社員登用制度」がある必要があります。
このような制度があれば、あなたが正社員になる道はひらけています。
小さな規模の会社の場合は、そのような制度自体が存在しないこともありますが、だからと言って諦める必要はありません。
小さな規模の会社であれば、制度が明文化されていなくても、経営陣の判断で登用される可能性があるからです。
そのため、派遣先の企業で正社員登用が可能か分からない場合は、まずは派遣先の企業に相談してみることをおすすめします。
企業に正社員登用制度があったとしても、必ずあなたが正社員になれるとは言えません。
あなたに一定以上の能力がなければ、企業はあなたを正社員にしようとは思わないからです。
なぜなら、正社員を増やすと、
「簡単に人員削減できなくなる」
「人件費が増える」
など企業側の負担が増えるため、あなたを正社員にするメリットが大きくなければ、企業は正社員にしたくないからです。
そのため、今の派遣先企業で正社員登用を目指すなら、ポイントを押さえた行動が大事です。
詳しくは、4章で説明します。
派遣先の企業で、「正社員登用のようなことはできない」と言われた場合は、転職して他の企業に正社員として入社することを目指しましょう。
転職して正社員になる選択肢には、
- 派遣社員として勤務後に正社員になれる「紹介予定派遣」の求人を探す
- 最初から正社員として雇用してもらえる求人を探す
という選択肢があります。
詳しい方法は、4章で解説します。
1-2:派遣社員から正社員になれる確率はどのくらい?
「実際のところどのくらいの人が派遣社員から正社員になれるんだろう」という疑問をお持ちかもしれません。
厚生労働省の調査(※)によると、まず正社員登用制度がある会社は、業界全体の平均で「72%」と多く、特に医療福祉系が「81%」と最も多く、情報通信業が最も低く「51%」という結果が出ています。
※厚生労働省「労働経済動向調査(2019年2月)」
つまり、多くの会社では正社員登用制度が存在するため、正社員になる選択肢はあると考えられます。
また、正社員登用の実績がある企業は、業界全体の平均で「46%」、最も多いのが医療・福祉の「59%」、最も少ないのが情報通信業の「27%」となっています。
これを見ると「制度はあっても登用される可能性は少ないのでは?」と思われるかもしれませんが、同調査では「正社員への登用制度がありながら登用実績のない理由」の最も多いものが、「応募がなかった」になっています。
つまり、
そのため、制度がある企業で応募すれば、正社員になれる可能性は決して低くはないのです。
正社員になれる可能性があることは理解できたでしょうか?
「正社員になれるとしても、そもそも正社員を目指すべきなのかな?」
という疑問もお持ちかもしれません。
次に、派遣社員と正社員の違いを簡単に説明します。
2章:派遣社員と正社員の違い
現在派遣社員で「正社員になりたい」と思っている方も、まずは派遣社員と正社員にはどのような違いがあるのか、知っておくことが大事です。
2章では簡単に違いを整理し、3章では具体的な正社員になるメリット、デメリットを解説します。
2-1:仕組みの違い
まず大前提として、派遣社員は正社員と違い、派遣会社と雇用契約を結び、派遣社員から派遣先の企業に派遣される働き方です。
派遣社員は、派遣会社で契約した期間や勤務時間、業務内容のみを仕事とします。
正社員は会社と直接雇用契約を結び、会社との間で決められた仕事を行いますので、この点に派遣社員と正社員の大きな違いがあります。
2-2:給与の違い
派遣社員と正社員では、給与の総額に違いがあります。
国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査結果」によると、
一方、
※平均日額賃金1万4888円(1日)×年間労働日数240日で計算
(参考:厚生労働省平成30年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報))
もちろん業界、職種などによって大きく異なりますが、平均給与で「約146万円」もの違いがあるのです。
2-3:福利厚生の違い
正社員と派遣社員では、派遣先企業から受けられる福利厚生の手厚さにも違いがあります。
派遣社員でもフルタイムで働いていて、欠勤が多すぎない、などの条件を満たしていれば下記の社会保険は適用されます。
- 社会保険(厚生年金、健康保険、雇用保険など)
- 有給休暇の取得
- 産休、育休
- 健康診断(例外あり)
派遣社員であっても、正社員と同じように勤務していれば上記の福利厚生は受けられると法律に定められているのです。
一方、会社独自の制度として存在することが多い、
- 社食の利用や割引制度
- 教育、研修プログラムや資格取得の支援
- レジャー・旅行の割引優待
といったものについては、派遣社員では利用できないことが多いです。
そのため、福利厚生制度は正社員の方が手厚くなるのです。
2-4:労働時間の違い
正社員の場合、労働時間が長時間になる傾向があります。
正社員の平均残業時間は、厚生労働省の調査(※)では月「14.2時間」、転職サイトDODAの調査(※)では「24.9時間」という結果が出ています。
※厚生労働省「毎月勤労統計調査2019年12月(第2表 月間実労働時間及び出勤日数)」
※DODA「残業時間ランキング2019」
厚生労働省の調査は、会社側が答える調査であるため実態より低い可能性があります。
社員側が答えるDODAの調査が正しいとすれば、毎日1時間程度残業する人が多いことがわかります。
一方、派遣社員の場合は、契約上残業できない契約になっていて、定時になったら帰らなければならないという場合も多いです。
そのため、正社員になれば労働時間が長くなる可能性はあります。
2-5:キャリアアップの選択肢の違い
正社員と派遣社員では、キャリアアップの選択肢の違いも大きいです。
正社員の場合は、社内で異動や昇進を繰り返しながら様々な経験、実績を積んで、キャリアップしていくことが可能です。
そのため、転職する場合も社内の実績をもとに、より良い待遇で転職することが可能です。
一方で、派遣社員は契約で決まった立場、仕事内容に限られてしまうため、得られる経験が限られますし、社内で異動や昇進してキャリアアップすることもできません。
当然、転職するときも、その限られた実績で判断されてしまいます。
そのため、
正社員と派遣社員の違いについて、お分かりになったでしょうか?
次に、この違いをもとに、派遣社員から正社員になるメリットとデメリットを紹介します。
3章:派遣社員から正社員になるメリット・デメリット
派遣社員から正社員になることには、メリットとデメリットがあります。
「正社員になりたい」という人は、これから紹介するメリット・デメリットをよく理解した上で、本当に自分にとって正社員になることが良い選択肢なのか検討してみてください。
3-1:メリット
派遣社員から正社員になるメリットは、以下のものです。
- 安定して働ける
- 給与が上がる可能性
- 福利厚生が手厚くなる
- ボーナスや退職金がある
- キャリアアップの選択肢が増える
それぞれ、簡単に説明します。
3-1-1:安定して働ける
派遣社員の場合、派遣先の企業との契約で期間が決まっており、契約期間が終わり更新されなければ、他の派遣先で働かなければならなくなります。
そのため、どうしても仕事が安定しません。
正社員の場合、倒産やリストラがなければ原則的に定年まで働く事が可能です。
そのため、これまで派遣社員として働いてきた人にとっては、将来が安定するメリットがあります。
3-1-2:給与が上がる可能性
2章でも説明したように、派遣社員と正社員の平均給与は約170万円も違いがあります。
業界や職種にもよりますが、
したがって、「もっと稼ぎたい」という人は正社員になるメリットが大きいです。
ただし、正社員でもサービス残業が多かったり、基本給が低すぎる場合は、派遣社員より給与が安くなる場合もあります。
そのため、4章以降で紹介する方法で、注意して転職活動し会社を見極めることが大事です。
3-1-3:福利厚生が手厚くなる
2章でも触れたように、
会社の福利厚生が利用できれば、たとえばスキルアップのための資格取得を会社が支援してくれたり、受けたい研修を会社のお金で受けることができたりします。
大企業であれば、他にも様々な福利厚生が利用できることがありますので、すべての派遣社員の人にとって、正社員になるメリットがあります。
3-1-4:ボーナスがある
そもそも、正社員は業績や本人の成果によってボーナスが出るのに対し、派遣社員の場合はボーナスに相当する金額が基本給に含められています。
したがって、派遣社員が基本給とは別にボーナスがもらえることは非常に少ないです。
(例外的に派遣会社がボーナス制度を導入している場合もあります)
正社員になれば、大抵の会社ではボーナスが支給されますので、業績やあなたの頑張りによって半年や1年ごろに給与の数カ月分が支給されることもあります。
したがって、ボーナスが欲しい人には正社員になるメリットが大きいです。
3-1-5:キャリアアップの選択肢が増える
2章でも触れたように、正社員になれば、
- 社内で昇進できる
- 希望した部署に異動できることもある
- さまざまな仕事を経験して、それを実績に転職してキャリアアップできる
など、キャリアアップの選択肢が増えるメリットがあります。
派遣社員の場合は、契約で仕事内容が決められており異動もできないため、正社員よりはキャリアアップの選択肢も少ないです。
そのため、キャリアアップしていきたい、いろんな経験を積んでいきたいという人は正社員の方が向いています。
3-2:デメリット
実は、派遣社員から正社員になることには以下のデメリットもあります。
- 異動や転勤がある
- 残業や休日出勤が増える
- 希望しない仕事の担当になる
順番に説明します。
3-2-1:異動や転勤がある
派遣社員の場合は、契約で働く場所や立場が決まっているため、会社の都合で変わることはありません。
しかし、正社員になれば会社の都合で
- 数年ごとに別の部署に異動になる
- 転勤で知らない県で働かなければならなくなる
- 昇進や降格で役職が変わる
といったさまざまな変化があります。
したがって、働く環境や立場を変えたくないという人にとっては、正社員になることはデメリットにもなるのです。
3-2-2:残業や休日出勤が増える
2章でも触れましたが、
派遣社員は契約上残業ができなかったり、基本給が高いことから残業代が割高になるため、会社側はそれほど残業をさせることができない場合が多いです。
一方、正社員になれば、会社の契約や就業規定によって残業の自由度が高まるため、残業が増える可能性があるのです。
とはいえ、近年はそれほど長時間の残業がない会社も増えています。
心配であれば、周囲の正社員の人にどのくらい残業しているか聞いてみてください。
もし、あなたの会社で正社員の残業が長いようであれば、他の会社に転職することもおすすめします。
詳しい方法は、4章で説明します。
3-2-3:希望しない仕事の担当になる
正社員になると、会社側の都合で、あなたが希望しない仕事の担当にさせられることがあります。
派遣社員であれば、契約できまった仕事内容が大きく変えられることはありませんが、正社員になると違う仕事が振られるようになる、気に入っていた仕事ができなくなる、という可能性はあります。
したがって、今の仕事を変えたくないと思っている方には、正社員になることにはデメリットもあるかもしれません。
とはいえ、あなたに何らかのスキルや専門的な知識があり、それが評価されていれば、会社の都合で大きく仕事内容が変えられることも少ないはずです。
そのため、
ここまでを整理すると、派遣社員のままが良い人と正社員になるべき人は以下のように整理できます。
- より良い待遇、役職を得て働きたい
- いろんな経験をしてキャリアアップしたい
- 異動、転勤、仕事内容が変わる、などのある程度の変化は受け入れられる
- 自分のライフスタイルや職場、仕事内容を変えたくない
- 今の待遇で満足している
- キャリアアップしたいと特に思わない
あなたはどちらに当てはまるでしょうか?
やっぱり「正社員になりたい」という場合のために、派遣社員から正社員になる具体的な方法を詳しく解説します。
4章:派遣社員から正社員になる3つの方法
派遣社員から正社員になる方法には、以下の3つがあります。
■3つの方法
- 今の会社で正社員登用制度を使う
- 紹介予定派遣制度を使う
- 正社員で募集されている会社に転職する
順番に解説します。
4-1:今の会社で正社員登用制度を使う
まず、一番身近な方法が今の会社で正社員として登用してもらうことです。
社内に正社員登用制度があれば利用できますし、なくてもあなたが評価されていれば、登用してもらえる可能性があります。
とはいえ、会社からすれば同じ仕事であればコストの安い派遣社員にやらせたいというのが本音です。
そのため、
また、会社によりますが、正社員登用のために下記のような条件・仕組みがある場合もあります。
- 勤続年数が1~2年以上
- 上司から推薦を受けて、登用試験を受けて合格する(筆記試験や面談など)
会社によって仕組みが異なりますので、まずは上司に相談してみてください。
また、今の会社で正社員登用を目指すよりも、他の会社に転職したほうが正社員になりやすいという場合もありますので、これから紹介します。
4-2:紹介予定派遣制度を使う
「今の会社に正社員登用制度がない、難しそう」
「今の会社で正社員になることには不安がある」
という場合は、
ただし、いきなり正社員として転職することには不安があるという場合もあると思います。
その場合は、「紹介予定派遣」という制度がある求人に応募することをおすすめします。
紹介予定派遣とは、正社員や契約社員として企業から直接雇用してもらうことを前提に、一定の期間(最長6ヶ月)派遣社員として働く仕組みのことです。
紹介予定派遣も派遣の一種ですので、最初の期間は派遣社員として派遣先で働くことになります。
しかし、派遣社員としての契約が終了したときに、企業とあなたの双方が合意すれば、そのまま正社員として働くことができるのです。
あなたが派遣社員として働いていて、「やっぱりこの会社で正社員になるのは嫌だな」と思えば、正社員になることを断ることもできます。
そのため、
- 派遣期間中に派遣先で正社員になるべきか慎重に判断できる
- 正社員になることが前提の派遣であるため、正社員になれる可能性が高い
というメリットがあるわけです。
ただし、紹介予定派遣は、派遣先企業で必ず正社員になれるとは言えません。
企業側が正社員にすることを断ることもできるからです。
そのため、確実に正社員になりたい場合は、次に紹介するように、最初から正社員として募集されている求人に応募することをおすすめします。
4-3:正社員で募集されている会社に転職する
繰り返しになりますが、確実に正社員になりたい場合は、
「派遣社員から正社員に転職できるのかな?」
と心配かもしれませんが、正社員の求人は多数ありますし、派遣社員でもこれまでの仕事で得た経験・スキル・知識が評価されれば、正社員になれる可能性は十分にあります。
ただし、やはり一般的には正社員として働いてきた人と、派遣社員として働いてきた人では、正社員の方が評価されやすいのも事実です。
そのため、転職活動に失敗しないためには、ポイントを押さえて行動することが大事です。
そこで次に、正社員に転職するための方法を詳しく説明します。
5章:正社員に選ばれるために転職エージェントを活用しよう
結論から言いますが、派遣社員から転職して正社員になるためには、
なぜなら、
- 企業によっては、これまで正社員で働いてこなかったというだけで「足切り」されることがある
- 派遣社員というだけであなたの能力を適切に評価してもらえない
という可能性があるからです。
こういったことを避けるためには、「足切りがない求人に応募すること」「あなたを適切に評価してもらえるように選考の対策をすること」などが大事です。
そのためには、転職エージェントというプロの手を借りて適切に情報収集し、内定の可能性が高い企業に絞って転職活動することが必要なのです。
そこでこれから、転職エージェントを利用するメリットと具体的な活用する流れを説明しますので、ぜひこれからの転職活動に活かしてください。
5-1:転職エージェントを使うメリット
転職エージェントを使うメリットには、以下のものがあります。
- 情報収集や自己分析、希望の会社のイメージの明確化に使える
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業や職種に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップや働き方など待遇の交渉も可能
- エージェントからの推薦で選考が進みやすい
それぞれ簡単に説明します。
5-1-1:情報収集や自己分析、希望の会社のイメージの明確化に使える
派遣社員から正社員に転職する場合、
- あなたの条件でも面接に通過できる企業かどうか(足切りされないか)
- 応募する会社はあなたの希望やイメージとマッチしているか
- 希望する企業に内定をもらうためにどういう行動をするべきか
といった情報収集をするべきです。
しかし、こうした情報は表に出ていなかったり、不確かなことが多いですし、入ったことのない会社のことをイメージだけで考えていても、実態と異なるものを想像してしまいかねません。
そのため、
転職エージェントは転職サポートの経験が豊富ですし、業界に特化して実態を知り尽くしている人も多いです。
多くのエージェントは無料で使えるため、ぜひ早めに登録しておきましょう。
5-1-2:非公開求人を紹介してもらえる
そもそも、転職エージェントは転職サイトとは違い、登録後に転職エージェントと面談し、転職活動について全面的にサポートしてもらえるサービスのことです。
転職エージェントは、転職サイトに公開されていない非公開求人を紹介してくれる点に特徴があります。
派遣社員から正社員になる場合、同じくらいの能力の人同士ならこれまで正社員だった人の方が有利になります。
そうなれば、あなたの魅力も企業側に十分伝わらないまま転職活動に失敗する可能性があります。
非公開求人は、エージェントが条件に一致すると考えた人のみ提案してもらえるため、公開求人から募集するより企業側からも注目してもらえやすいです。
そのため、
5-1-3:企業や職種に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
派遣社員から正社員を目指して転職活動する場合、あなたがこれまでに身に着けてきスキルや知識、経験が100%企業に伝わるように、応募先に合わせた職務経歴書や面接の対策をする必要があります。
転職エージェントを利用すれば、あなたが希望する業界や職種のことをよく知っているエージェントが、希望する企業に合わせて、
- 職務経歴書の作成のアドバイス
- 面接対策
- 選考の日程調整
- 面接後の企業に対するフォロー
等も行ってくれます。
転職エージェントは、転職が成功した場合に企業から「年収の〇%」といった形で報酬を受け取るため、あなたのことを全力でサポートしてくれるのです。
5-1-4:年収アップや働き方など待遇の交渉も可能
派遣社員から正社員に転職する場合、適切に評価してもらえず低い待遇で入社してしまう人も多いようです。
特に、転職サイトから応募する場合、あなたの待遇はほぼ決まっていますし、もし待遇に不満がある場合も、あなた自ら企業と交渉しなければなりません。
交渉に慣れていない場合は、なかなか交渉して待遇を上げるのは難しいです。
しかし、
転職エージェントは転職のプロであり、企業側とも信頼関係を築いています。
そのため、あなたが自分だけで交渉するより、ずっとスムーズに交渉可能なのです。
5-1-5:エージェントからの推薦で選考が進みやすい
転職エージェントは、企業に対してあなたのことを「こんなに良い人材がいますよ」と推薦状を書いてくれます。
推薦状とは、転職エージェントがあなたの強みや経験、人柄などを文章にして会社にPRする文章のことで、企業に応募するときに履歴書等と共に送付するものです。
転職エージェントを活用するメリットは理解できたでしょうか?
次に、転職エージェントを使って派遣から正社員への転職を成功させるための具体的なステップを紹介します。
5-2:転職して正社員になる3つのステップ
派遣から正社員に転職するためには、以下の3つのステップで行動してください。
①転職サイトで気になる企業を探す
②転職エージェントを活用する
③複数の転職エージェントからパートナーとなるコンサルタントを選ぶ
順番に説明します。
5-2-1:転職サイトで気になる企業を探す
まずは、転職サイトを使って様々な企業の情報を比較検討し、あなたの興味のある企業を探しましょう。
多くの企業の求人情報を見て、あなたにマッチする条件や仕事内容の求人を見つけ、どんな企業であれば自分の条件が合うのか、イメージを固めてください。
できるだけ多くの求人情報を見てみることが大事ですので、登録数の多い以下の2つの転職サイトを活用してみてください。
一方にしか登録されていない求人も多数ありますので、どちらも登録することをおすすめします。
5-2-2:転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用するメリットは5-1で詳しく説明した通りですが、派遣社員から正社員に転職したい場合は、必ず登録することをおすすめします。
多くの転職エージェントは無料で利用できるため、すぐに転職するつもりはなくても、早めに登録してエージェントとやり取りして、情報収集しておくと良いでしょう。
早めに登録しておけば、いざ転職活動を始めようとしたときにすぐに行動を開始できます。
5-2-3:複数の転職エージェントからパートナーとなる
転職エージェントは、複数登録して、その中からパートナーとなってくれる人を見つけることが大事です。
転職エージェントは、「転職者の年収の〇%」という形で報酬をもらうのが一般的ですので、中には自分の成績を上げるために、強引に転職させようとしてくる人もいます。
1つしか登録しないと、そのエージェントが信頼できるか見極めづらいため、複数登録して、あなたを担当する転職エージェントが、
- 業界・職種に詳しいかどうか
- 転職エージェント経験がどのくらいあるか
- 波長は合うか
といった条件を満たすかどうか、比較検討してみてください。
「じゃあ、どういう転職エージェントを選んだら良いんだろう?」と疑問があるかもしれませんので、6章で派遣から正社員になりたい人におすすめの転職エージェントを紹介します。
6章:おすすめ転職エージェント
それではこれから、おすすめの転職エージェントを紹介します。
できるだけ複数登録して、自分に合う転職エージェントを見つけてみてください。
6-1:【一般向け】おすすめ転職エージェント
すべての方におすすめの転職エージェントは以下のものです。
順番に紹介します。
6-1-1:リクルートエージェント
\転職支援実績NO.1/ 転職支援実績は累計41万1,000名以上(2017年3月期時点)
リクルートエージェントの特徴
リクルートエージェントは、
- 求人数業界ナンバーワン
- 大企業の求人多数
- 外資系や高い待遇の求人も多数
という特徴を持つ転職エージェントです。
派遣から正社員を目指す場合、特にたくさんの求人を比較検討することが大事です。
そのため「いろいろな企業を見て自分に合うところを探してみたい」という人におすすめです。
これから転職活動をはじめる場合は、必ず登録しておきましょう。
6-1-2:マイナビエージェント
- マイナビエージェント
-
20~30代の転職サポートに強い!
マイナビエージェントの特徴 - 求人票だけでは分からない情報を網羅!
- 専門領域・業界に精通したキャリアアドバイザー!
- ワンランク上の応募書類・面接対策!
マイナビエージェントは、
- 20代から30代の若手に強い
- 連絡が速く素早い転職サポートに定評がある
- 中小企業の案件も多い
などの特徴を持つ転職エージェントです。
幅広い案件を取り扱っており、サポートも丁寧で好評です。
特に、第二新卒向けや若手向けの求人が多いです。
6-1-3:doda
- dodaエージェントサービス
-
あなたにぴったりの求人が見つかる!
dodaエージェントサービスの特徴 - 応募書類のアドバイス!
- 応募書類だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押し!
- 面接前後のきめ細かいフォロー!
dodaは転職サイトというイメージが強いかもしれませんが、転職エージェントのサービスも提供されており、
- 非公開求人を含む10万件以上の求人がある
- 応募書類の添削や面接をサポート
- 面倒な手続きを代行してくれる
という特徴を持っています。
6-2:【IT系向け】おすすめ転職エージェント
次に、IT業界での転職を目指す方におすすめの転職エージェントを紹介します。
順番に紹介します。
6-2-1:ギークリー
- ギークリー
-
IT・Web・ゲーム業界専門の人材紹介
ギークリーの特徴 - 年収がUPした割合:平均75%!
- 提案可能求人数:平均48件!
- 非公開求人数:平均10,000件以上!
首都圏勤務に特化しているのが特徴で、エージェントはエリアを限定して、会社や業界に熟知しています。
大手を含む、1万件以上の非公開求人があり、
「提案可能求人数、平均48件」
「年収がUPした割合、平均75%」
という実績もあります。
ゲーム系に転職したいという場合は、必ず登録しておきましょう。
6-2-2:マイナビIT AGENT
- マイナビIT AGENT
-
IT・WEB業界の エンジニアの転職に +AGENT
マイナビIT AGENTの特徴 - 20~30代に転職サポートに強い!
- 応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポート!
- 独占求人・非公開求人も多数!
IT・Web業界の求人が1万3000件以上あるため、あなたが目指す業種、職種の求人もあるはずです。
IT業界を担当する専門チームが転職をサポートしてくれるため、あなたが考えているキャリアプランの相談やこれからの適切な行動方法を教えてくれます。
特に、大手のマイナビの運営であるため、求人数が非常に多く、極秘プロジェクト案件や役職が付く案件も多数あります。
まずは登録して、公開されている案件をチェックしてみましょう。
6-2-3:レバテックキャリア
- レバテックキャリア
-
IT/Web系のエンジニア、クリエイターに特化した転職支援サービス
レバテックキャリアの特徴 - エンジニア特化で15年!
- 初回の提案での内定率は90%!
- 最速1週間での内定実績!
レバテックキャリアは、
- ITエンジニアやWebデザイナーの求人に強い
- サイバーエージェントやサイボウズ、comなどの大手ベンチャーを含む、5000件以上のIT求人あり
- IT業界に強いキャリアアドバイザーから全面的にサポートを受けることができる
という転職エージェントです。
幅広い業界を扱う転職エージェントと比べると求人は少ないですが、IT業界に特化しているため、エージェントも業界に精通しています。
そのため、よりあなたにマッチした会社を見つけることができるはずです。
他の転職エージェントとあわせて登録してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
最後にこの記事の内容をまとめます。
- 【正社員になるメリットメリット】
-
- 安定して働ける
- 給与が上がる可能性
- 福利厚生が手厚くなる
- ボーナスや退職金がある
- キャリアアップの選択肢が増える
- 【正社員になるデメリット】
-
- 異動や転勤がある
- 残業や休日出勤が増える
- 希望しない仕事の担当になる
- 【正社員になる3つの方法】
-
- 今の会社で正社員登用制度を使う
- 紹介予定派遣制度を使う
- 正社員で募集されている会社に転職する
- 【転職エージェントのメリット】
-
- 情報収集や自己分析、希望の会社のイメージの明確化に使える
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 企業や職種に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップや働き方など待遇の交渉も可能
- エージェントからの推薦で選考が進みやすい
- 【正社員になる3つのステップ】
-
- 転職サイトで気になる企業を探す
- 転職エージェントを活用する
- 複数の転職エージェントからパートナーとなる
- 【おすすめ転職エージェント】
-
【一般向け】 【IT向け】
この記事を参考に、すぐに正社員になるための行動を開始していきましょう。