あなたは、
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などの悩み、疑問をお持ちではありませんか?
結論から言えば、派遣社員でも副業することは可能で、以下のようなものがおすすめです。
- プログラミング、開発
- デザイナー
- ライター
ただし、会社に黙って副業することにはリスクがありますし、あまりおすすめできない副業もあります。
そこでこの記事では、まずは派遣社員でも副業ができる場合・できない場合やバレない方法、そして副業するメリット・デメリットについて説明します。
さらに、3章ではおすすめの副業・おすすめできない副業を詳しく紹介し、4章では派遣社員が副業する注意点をまとめています。
そして最後に、収入アップ・スキルアップを目指す場合の副業以外の選択肢についても説明します。
知りたい所から読んで、これからの行動に活用してください。
- 全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点
-
派遣社員の副業には、将来のためにスキルや経験が得られるものをおすすめします。
なぜなら、スキルが得られる仕事でなければ、
「単価の安い仕事ばかりで収入が上がらない」
「将来のキャリアアップにつながらない」
というデメリットがあるからです。
そこで、おすすめなのが「プログラミング」「デザイン」「ライター」などの仕事です。
これらの仕事は、クラウドソーシングで多数募集されており、無料で探して応募することができます。 ぜひ登録して、あなたに合う仕事からチャレンジしてみてください。
- この記事のもくじ
-
- 1章:派遣社員でも副業は可能だが注意が必要
- 1-1:派遣社員で副業できる場合・できない場合
- 1-2:派遣社員で副業を会社にバレないようにする方法
- 2章:派遣社員が副業をするメリット・デメリット
- 2-1:メリット
- 2-1-1:収入が上がる
- 2-1-2:本業でできないスキルや経験が得られる
- 2-1-3:人間関係が広がる
- 2-2:デメリット
- 2-2-1:プライベートの時間が減る
- 2-2-2:会社で禁止されている場合はバレて処分を受けるリスクがある
- 2-2-3:確定申告などの手続きが必要(個人でやる場合)
- 3章:派遣社員にできるおすすめの副業・おすすめしない副業
- 3-1:おすすめの副業
- 3-1-1:プログラミング、開発
- 3-1-2:デザイナー・イラストレーター
- 3-1-3:ライター
- 3-1-4:ブログ、YouTube
- 3-1-5:せどり、転売、輸入
- 3-1-6:投資
- 3-2:おすすめしない副業
- 3-2-1:単純労働のアルバイト、仕事(Uberなど)
- 3-2-2:勤め先の競合他社と関わる仕事
- 3-2-3:単価が安すぎるもの(アンケートモニター、データ入力など)
- 4章:派遣社員が副業する上での注意点
- 4-1:将来につながるスキル・経験が得られる仕事を選ぶ
- 4-2:開業届を出す
- 4-3:確定申告をする
- 4-4:住民税の納付方法を普通徴収にする
- 4-5:自己管理をしっかり行う
- 5章:収入アップ・スキルアップを目指すなら転職することも考えよう
- まとめ
1章:派遣社員でも副業は可能だが注意が必要
結論から言えば、派遣社員でも副業は可能です。
ただし、できる場合とできない場合がありますので、これから説明します。
1-1:派遣社員で副業できる場合・できない場合
まず、派遣社員が副業すること自体は、法的なルールがあるわけではないため可能です。
ただし、
会社によっては、雇用契約や就業規則で社員の副業を禁止していることがあるため、そういった会社では副業すると何らかの処分を受ける可能性があります。
一方、派遣会社の多くは、副業を禁止していない場合も多いですので、そのような会社であれば副業しても問題ありません。
そのため、まずはあなたの派遣会社に副業規定があるかどうか、副業が禁止されていないかどうかを確認することが大事です。
※あなたの副業の規定は、派遣先の会社ではなく派遣元の派遣会社になりますので、注意してください。
1-2:派遣社員で副業を会社にバレないようにする方法
「副業規定自体がないみたいだから副業したいけど、なんとなく派遣会社には知られたくない」
「副業禁止されてるけど、どうしても副業したい」
という場合は、派遣会社にバレないようにする方法はあります。
それは、確定申告するときに、住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」にチェックするという方法です。
詳しくは4章で説明しますが、そもそも副業が会社にバレるのは、通常、自治体からの住民税の請求があなたの会社に直接行くためです。
そのため、自治体から会社へ住民税の請求が行かないようにし、あなたに直接行くようにすれば、会社にバレるリスクが下げられます。
とは言え、自治体によってはこの手続をしても会社に通知してしまう場合もあり、バレるリスクがゼロになるわけではありません。
したがって、派遣会社が副業を禁止しているのであれば、会社に隠して副業することはおすすめできません。
そのため、
それでは次に、派遣社員で副業する場合のメリットとデメリットを紹介します。
2章:派遣社員が副業をするメリット・デメリット
ただし、デメリットも存在しますので、これから紹介するものを知った上で自分に合った仕事・方法を見つけましょう。
副業のメリットから順番に説明します。
2-1:メリット
副業することのメリットは、以下の通りです。
- 収入が上がる
- 本業でできないスキルや経験が得られる
- 人間関係が広がる
順番に説明します。
2-1-1:収入が上がる
派遣社員ができる副業にもさまざまなものがありますが、今の仕事に加えて仕事をするのですから、当然その分収入が上がります。
そのため、「もっと収入が欲しい」「お金に困っている」という人には、大きなメリットがあります。
ただし、注意すべきポイントがあります。
副業にも、
- 雇用されるもの(アルバイト)
- 個人でやるもの
がありますが、「個人でやるもの」の場合は、非常に低単価で募集されているものもあり、どれだけやっても対して収入にならない、という場合もあるからです。
そのため、3章で紹介するように、収入を上げたいという場合は、できるだけ収入につながるものを選んで行うことをおすすめします。
2-1-2:本業でできないスキルや経験が得られる
派遣社員が副業を行うメリットとして、
たとえば、
- 短時間ベンチャー企業で副業として働くことで、今の会社では得られない経験ができる
- 個人でプログラミングやデザイン、執筆などの仕事をすることでスキルアップや個人で働く経験を積める
といったことが可能です。
今の派遣社員としての仕事で「成長できない」「将来につながるスキルや経験が少ない」と思われている場合は、副業を通じて挑戦することができるためおすすめです。
2-1-3:人間関係が広がる
派遣社員が副業をするメリットとして、人間関係が広がるということもあります。
派遣社員の場合、会社の「部署」「課」ごとに契約され、「それ以外の仕事は契約上できない」ということも多いです。
そのため、どうしても人間関係は狭くなりがちで、毎日同じような人と顔を合わせ、それ以外の仕事の話を聞いたり、学びのある人間関係を作ることが難しい場合も多いです。
人間関係が限定されていれば、自分の今後のキャリアについて想像したり、人のつながりから仕事を紹介してもらうようなこともできません。
しかし、副業で全く別の環境で仕事をすることができれば、副業を通じて新しい人間関係を作ることができます。
そうすれば、そのつながりをきっかけに、自分を成長させるきっかけが得られる可能性が高まります。
とは言え、次に紹介するように派遣社員が副業することにはデメリットもありますので、これから紹介します。
2-2:デメリット
派遣社員が副業するデメリットには、以下のものがあります。
- プライベートの時間が減る
- 会社で禁止されている場合はバレて処分のリスク
順番に説明します。
2-2-1:プライベートの時間が減る
副業するデメリットとして、
そもそも、本業でフルタイムの会社員をしていれば、毎日7時間~8時間は最低でも労働時間が発生します。
それに加え、往復の通勤時間を加えると、起きている時間の大半が占められるでしょう。
その残りであるわずかな時間を副業に充てると、その分休息や遊びなど、プライベートの時間が減ってしまいます。
毎日帰宅後や休日の一定時間を、長期間にわたって副業のために使い続けるのは、想像以上に体力を使います。
そのため、
2-2-2:会社で禁止されている場合はバレて処分を受けるリスクがある
1章でも軽く触れたように、派遣社員が副業で収入を得ると、
就業規則等で副業を禁止している場合は、もし副業がバレたら注意や処分を受ける可能性が高いです。
そうなれば、せっかく始めた副業も辞めなければならなくなったり、最悪の場合は本業の方で失業してしまう可能性すらあります。
そのため、隠れて副業することはおすすめしません。
どうしてもやりたいという場合は、自己責任で4章で紹介する方法もありますので、参考にしてください。
2-2-3:確定申告などの手続きが必要(個人でやる場合)
派遣社員が、アルバイトではなく個人で「プログラミング」「デザイン」「ライター」などの副業をする場合は、
- 開業届の提出
- 確定申告
- 日ごろの経理作業
といった手続きが必要です。
派遣社員として働いている多くの人にとって、これらの作業は最初は慣れないものだと思います。
また、慣れないために時間がかかり、最初は大変な思いをすることもあるかもしれません。
しかし、これらの知識・スキルは、一度身に付ければ本業、副業ともにずっと活用できます。
また、お金について知ることは、経営者としての視点を持つことにもなり、あなたにとって成長するきっかけになるはずです。
「どうしても税金系の作業は減らしたい」という場合も心配ありません。
今では、「freee」等の経理を自動化できるサービスもあるからです。
freeeとは、個人や法人向けのクラウド会計ソフトで、
- 日々の経理作業
- 確定申告
- 請求書作成
など事務作業の多くを大幅に効率化できるサービスです。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
したがって、確定申告等の作業も、工夫すれば大きなデメリットにはならないのです。
「実際に副業してみたいけれど、どんな仕事があるんだろう」という新たな疑問も出てきたかもしれません。
そこで次に、派遣社員におすすめの副業と、おすすめできない副業を詳しく解説します。
3章:派遣社員にできるおすすめの副業・おすすめしない副業
派遣社員が副業をはじめる場合、以下の基準からよく比較検討することをおすすめします。
- 単価の高さ:あなたに必要な収入は得られるか
- 身につけられる知識・スキル:将来につながる知識やスキルは得られるか
- 必要な時間:どのくらいの時間を割く必要があるか
また、結論から言えば、これから紹介する副業は、「クラウドワークス」「ランサーズ」などのクラウドソーシングサービスを利用することで、手軽に始めることができます。
登録無料ですので、ぜひチェックしてみてください。
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3-1:おすすめの副業
派遣社員におすすめの副業は、以下のものです。
- プログラミング、開発
- デザイナー
- ライター
- ブログ、Youtube
- せどり、転売、輸入
- 投資
順番に紹介します。
3-1-1:プログラミング、開発
派遣社員への副業としておすすめなのが、プログラミング・開発系の仕事です。
プログラミング・開発系の仕事は、スマホアプリやサイト制作、企業内のシステム等について、
- 設計書を読んだり、指示を受けてプログラミング・開発する
- プログラムが実際に動くかテストする
- システム・ソフトウェアを発注先に導入する
- 導入後の運用、保守を行う
といった業務を行います。
プログラミングの副業は単価が高いものも多く、仕事選びや働き方によっては、月10万円、20万円という収入を得ることも可能でしょう。
また、副業でいろいろなプロジェクトに関わることで、プログラミングスキルを高めることも可能です。
スキルを高めれば、将来、転職や独立を目指す場合に役立ちます。
したがって、
「プログラミングはやったことがない」という場合は、プログラミングスクールで数ヶ月程度勉強し、それから簡単な業務から始めることもおすすめします。
プログラミングスキルを身に着けておけば、将来的に必ず役に立ちますし、スキルを高めれば副業でも高い収入が得られる可能性が高いです。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
エンジニアで副業?デメリット・失敗しない方法や案件の探し方を解説
3-1-2:デザイナー・イラストレーター
派遣社員としてデザインに関わる仕事をしている方や、趣味でデザイン・イラストと関わってきたという方には、デザイナー、イラストレーターとして副業することをおすすめします。
デザイナーやイラストレーターの仕事は、
- クライアントが思い描くイメージをヒアリングする
- イメージに沿ったデザインやイラストを作成する
- 納品しクライアントに確認してもらい、問題なければ納品完了
といった内容です。
デザイナー・イラストレーターの副業は、ランサーズなどのクラウドソーシングでも多数募集されており、スキルがあれば副業としてはじめるハードルは低いです。
経験が少ないという方でも、単価を気にしなければ仕事を見つけることは可能です。
低単価からでもスキルを高めて、少しずつ単価アップさせていくことが可能です。
経験があれば、副業でも月3万~10万円程度稼ぐことができるでしょう。
まずは、ランサーズ、クラウドワークスやココナラのようなサービスを使って、自分にできる範囲で仕事をしてみることをおすすめします。
3-1-3:ライター
プログラミングやデザインといったスキルを持っていなくても、文章を書くのが得意なら、ライターの仕事を副業にすることをおすすめします。
ライターの仕事は、
- 企業のサイトやブログの更新
- Web メディアの記事執筆
- 広告のコピーライティング
といった仕事が、多くのクラウドソーシングサイトで募集されています。
仕事のペースも、一記事数時間程度で終わるようなものも多く、本業に支障がない範囲でチャレンジし自分の力を試してみることができます。
ただし、ライターの仕事には、アルバイトをするよりも単価が低いものも募集されていることがあるため、仕事の見極めやスキルアップが欠かせません。
まずはどのような仕事があるか、クラウドソーシングで探してみることをおすすめします。
3-1-4:ブログ、YouTube
派遣社員の副業には、ブログや YouTube もおすすめです。
ブログやYouTubeなら、自分の好きなことをテーマにブログ記事を書いたり、動画を作成し、それを収入に出来るという点に魅力があります。
あなたのこれまでの経験や身につけた知識を活かせる副業ですし、
ただしブログYouTube を、副業として行うためには、通常半年から1年程度はブログ記事や動画作成を継続し、 サイトやチャンネルがある程度閲覧されるまで成長させる必要があります。
そのため、少なくとも最初の数ヶ月は、収入にならず地道に作業を続ける意志の強さも必要です。
したがって、今すぐ確実にある程度の収入を得たいという方には、おすすめできません。
3-1-5:せどり、転売、輸入
派遣社員におすすめの副業に、せどりや転売、輸入品の販売などもあります。
せどりとは、古本屋などで安くなっている古本を探し、それをAmazonやメルカリを利用して高く販売し収入を得る方法のことです。
転売は、古着屋で買った洋服や、電化製品のセール品などを安く買ってネット上で高く売ることです。
また輸入とは、個人で海外の安いコスメや小物などの商品を仕入れ、それをネット上で自分で高く値付けして販売することです。
せどりや転売輸入などは、それなりにノウハウを知っていることや、ある程度利益を得る見込みがあることが前提にはなりますが、
ただし、当然売れ残りが発生するリスクを抱えることになる上、仕事をしたら確実に収入が上がるとは限らないため、未経験者やリスクを取ることを受け入れられない方、ある程度の初期費用を出す余裕もないという方にはおすすめできません。
3-1-6:投資
派遣社員ができる副業には、投資もあります。
投資には株、FX、投資信託、と言った手段があり、安く買って高く売った場合に得られるキャピタルゲインや、株や投資信託をある程度長期間投資し続け、そこからの配当金で収入を得るという方法もあります。
また、最近では、月1000円程度からでも始められる商品もあり、経済的負担を気にせずチャレンジできます。
金融の知識がないという方でも、初心者向けのリスクが少ない投資信託の商品や、自分が興味のある業界に投資できるサービスもあります。
そのため、
ただし、当然投資には損をするリスクもありますし、 ある程度まとまったお金を投資しなければ得られるリターンも少ないです。
また、ある程度のお金の知識は身に付きますが、キャリアアップのために必要な専門的なスキルはあまり得られません。
そのため、副業を通じて新たなスキルや経験を得たいという方にはおすすめできません。
ここまで派遣社員におすすめの副業を紹介してきましたが、おすすめできない副業もあります。
次に、それらを紹介します。
3-2:おすすめしない副業
世間的に紹介されている副業には、様々なものがありますが、どのような副業でもおすすめできるわけではありません。
3章の冒頭でも説明したように、副業は手軽さだけではなく、単価の高さや身につけられる知識・スキルからも選ぶことが大事だからです。
そのため下記のような仕事は、副業としてあまりおすすめではありません。
- 単純労働のアルバイト、仕事(Uberなど)
- 勤め先の競合他社と関わる仕事
- 単価が安すぎるもの(アンケートモニター、データ入力など)
もちろん、どうしても収入が足りないため、収入を得るために副業をしたいという場合は、これらの仕事でも問題ありません。
しかし、なんとなく副業を始めようかなとか、将来のために副業を始めたいと思っている場合は、先に紹介した副業の中から選ぶことがおすすめです。
おすすめできない副業について、簡単に説明します。
3-2-1:単純労働のアルバイト、仕事(Uberなど)
派遣社員の副業に、単純労働のアルバイトや仕事はあまりおすすめできません
例えばコンビニやスーパーのアルバイト、最近増えているウーバーイーツのような配達業務などは単純労働です。
もちろん単に収入を得るためであれば、これらの仕事でも問題ありません。
しかし、
3-2-2:勤め先の競合他社と関わる仕事
派遣社員の副業として、
なぜなら、会社としては、独自の事業の技術やノウハウを流出させたくないからです。
就業規則には、会社の競合になり得る会社で仕事をすることを禁止する、「競合避止義務」が入れられていることも多いです。
この規則に反して、競合他社と関わるような副業をしてしまった場合は、会社から処分を受ける可能性もあります。
そのため副業を始める場合は、勤め先の競合他社ではない会社の仕事を見つけるようにしましょう。
3-2-3:単価が安すぎるもの(アンケートモニター、データ入力など)
ランサーズなどのクラウドソーシングサービスで仕事を探すと、アンケートモニターやデータ入力など、すぐに始められるような手軽な仕事も多数応募されています
しかし、これらの仕事もおすすめできません。
なぜなら、こういった単純でかつ手軽にできる仕事は、非常に単価が安く、例えば1時間程度仕事をしても、最低賃金以下の数百円程度にしかならないということもあるからです。
そして、こういった単価が安すぎる仕事は、多くの場合スキルアップにつながりません。
もちろん、クラウドソーシングなどを利用して仕事を始める場合、ある程度単価の低い仕事も取っていかなければ、より高い仕事にチャレンジできないということもあります。
しかしそれでも、
派遣社員におすすめの仕事・おすすめできない仕事について理解できたでしょうか。
「よし、さっそく仕事を始めてみよう」と思われたかもしれませんが、副業をはじめる上では他にも注意点があります。
これから詳しく説明します。
4章:派遣社員が副業する上での注意点
派遣社員が副業する上では、下記のことに注意することが大事です。
- 将来につながるスキル・経験が得られる仕事を選ぶ
- 開業届を出す
- 確定申告をする
- 住民税の納付方法を普通徴収にする
- 自己管理をしっかり行う
順番に説明します
4-1:将来につながるスキル・経験が得られる仕事を選ぶ
3章でも説明したように、派遣社員が副業を選ぶ上では、
副業を始めようと考える方の中には、「とりあえず手軽なものをやってみよう」「簡単なものから始めてみよう」と考える方もいらっしゃるようです。
しかし、繰り返しになりますが手軽なもの、簡単なものは単価が低いだけでなく、得られるスキル、経験に限りがあります。
そのため、手軽さよりも将来につながるかどうかを軸に考えると、良い副業との出会いもあるでしょう。
4-2:開業届を出す
副業であっても事業を始める以上、税務署に行って開業届を提出しなければなりません。
個人事業主であれば、所得税はもちろん事業の規模によっては、個人事業税や消費税を納付する必要があります。
そのため、税務署に対して「事業を始めましたよ」という届け出をする必要があるのです。
「でも、気軽な気持ちではじめるのに手続きするのは面倒」
と思われるかもしれませんが、開業届を提出しないことに罰則はありませんし、提出しなくても確定申告することができます。
※ただし、税務署から書類が届かないため、自分でHP等からダウンロードして手続きしなければなりません。
そのため、開業届を提出せずに副業を始める方も多いようです。
しかし、開業届提出時に合わせて「
青色申告の場合、65万円の控除ができます(つまり課税所得を減らせる)ので、あなたのメリットは大きいです。
開業届の手続き自体は非常に簡単で、簡単な書面を書いて提出するのみです。
特に審査があるわけでもありません。
開業届を提出したことが、勤務先に知られることもありません。
したがって、面倒でも副業を始めるタイミングで提出することをおすすめします。
4-3:確定申告をする
副業の1年間の所得が20万円以上になる場合は、確定申告する必要があります。
ここで大事なのは、20万円は売上ではなく所得であるということです。
たとえば、年間の売上が50万円あっても、経費が30万円を超えていれば、所得は20万円未満になり確定申告の必要がないことになります。
副業の収入が年間20万円以上である場合は、下記の流れで確定申告する必要があります。
- 日々の帳簿付け
- 必要書類の準備(確定申告書A、B、青色申告決算書など)
- 確定申告書の作成
- 提出(管轄の税務署へ)
詳しくは、国税庁のHPをご覧ください。
(参考:国税庁「申告手続きの流れ」)
4-4:住民税の納付方法を普通徴収にする
1章でも触れましたが、「副業していることを会社にバレたくない」という場合は、「住民税の納付方法を普通徴収にする」という手続きをしておくことが大事です。
簡単に説明します。
そもそも、副業で収入を得た場合、その収入に対して所得税と住民税の納付義務が発生します。
そのため、確定申告することで、自分で税金を計算して納税しなければなりません。
そして、所得税については自分で税金を計算して納付すれば、会社にバレる可能性は低いです。
つまり、副業分の所得税の納税は、会社の収入とは分離して行えるわけです。
しかし、住民税の方は、会社が住民税の全額をまとめて給与から天引きして納税します。
なぜなら、住民税は所得税と違って以下の仕組みになっているからです。
- 確定申告すると、あなたの所得が市町村役場に送付される
- あなたの勤務先から、市町村役場に給与の源泉徴収票が送付される
- 確定申告による副業の所得と、給与所得が合算され、その計算結果が勤務先に送付される
- 勤務先はその合算された計算結果に基づき、住民税を給与から差し引く
この仕組みを「特別徴収」と言います。
したがって、副業収入があると、会社の経理担当が「この人だけ住民税が高いのはなぜだろう?」と副業の存在に気づいてしまう可能性があるのです。
しかし、確定申告時に副業分の所得にかかる住民税分を、給与天引きではなく自分で支払う(普通徴収)にすることを選択できるため、そうすれば住民税によって会社にバレることを防げるのです。
ただし、自治体によっては、普通徴収を選択しても会社に通知が行く場合もあるようですので、やはり確実なのは会社に申告することです。
4-5:自己管理をしっかり行う
派遣社員が副業をする場合、自己管理をしっかり行うことが大事です。
2章でも解説したように、本業に加えて副業を始めると、平日の夜や休日など本来休息のために使われるべき時間も仕事をして過ごすことになります。
しかし、副業を始めたことで体調を崩したり、病気になってしまえば本末転倒です。
副業を始める場合は、どの程度の時間なら副業に当てられるか、どのくらい休めば本業に支障が出ないかといったことを、よく検討し自己管理を継続することが大事です。
さて、ここまで派遣社員に向けて副業を行う上での注意点を説明してきましたが、収入アップやスキルアップを目指すなら、副業だけでなく転職を検討することもおすすめします。
最後に、転職を検討するべき理由を説明します。
5章:収入アップ・スキルアップを目指すなら転職することも考えよう
副業を検討しているあなたは、現在の収入やスキル経験が得られない仕事の環境に不満を持ちかもしれません。
その現状を変えるために副業をしたいと考えているなら、副業だけでなく転職することも検討してみてください。
- 収入のアップ
- 正社員になり安定が得られる
- 将来のためのスキルアップができる環境で働ける
- 今よりやりがいのある仕事ができる
といった可能性があり、副業よりも大きく現状を変えられるからです。
しかし、「転職を考えると言われても何からすればいいかわからない」という方も多いと思います。
そのような方は、
良い転職エージェントであれば、「すぐに転職する気はない」場合でも、相談に乗ってくれることがあります。
また、転職エージェントを活用して転職すると、
- 非公開求人からも良い待遇の仕事を紹介してくれる
- あなたのスキルや経験やりたいことにマッチした会社を紹介してくれる
- 待遇について会社に交渉してくれる
- 履歴書の添削や面接練習など全面的にサポートしてくれる
- 面接後の企業に対するアフターフォローをしてくれる
といった多くのメリットがあります。
ただし、転職エージェントにも相性がありますので、まずは
おすすめの転職エージェントについては、以下の記事を参考にしてみてください。
【タイプ別】20代におすすめの転職エージェント16選!選び方も解説
【タイプ別】30代におすすめの転職エージェント12選!選び方も解説
まとめ
いかがでしたか?
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 【副業のメリット】
-
- 収入が上がる
- 本業でできないスキルや経験が得られる
- 人間関係が広がる
- 【副業のデメリット】
-
- プライベートの時間が減る
- 会社で禁止されている場合はバレて処分のリスク
- 【おすすめの副業】
-
- プログラミング、開発
- デザイナー
- ライター
- ブログ、Youtube
- せどり、転売、輸入
- 投資
- 【おすすめしない副業】
-
- 単純労働のアルバイト、仕事(Uberなど)
- 勤め先の競合他社と関わる仕事
- 単価が安すぎるもの(アンケートモニター、データ入力など)
- 【派遣社員が副業する上での注意点】
-
- 将来につながるスキル・経験が得られる仕事を選ぶ
- 開業届を出す
- 確定申告をする
- 住民税の納付方法を普通徴収にする
- 自己管理をしっかり行う
この記事の内容を参考に、今すぐできることから始めていきましょう。