30代未経験からフリーランス！3つのルートと失敗しないポイント解説

あなたも、

「今の仕事を辞めたいな」

「30代未経験でもエンジニアになれるのかな？ 」

「できればフリーランス として働きたいな」

などとお考えではありませんか？

結論から言えば、30代未経験からでもフリーランスのエンジニアなることは十分に可能です。

もちろん簡単になれるとは言いません。

しかし、しかるべき手順を踏めば、実現することは十分可能です。

今回こちらの記事では、第1章で「なぜ30代でもフリーランスのエンジニアになることが可能なのか」を紹介します。

続いて第2章と第3章で、フリーランスのエンジニアになるための流れと注意点を、そして第4章では、おすすめのプログラミングスクールを紹介します。

「フリーランスのエンジニアになってみたいけど、年齢が・・・」と二の足を踏んでいる方には、絶対に読んでいただきたい記事になっています。

ぜひ、参考にしていただければと思います。

1章：30代未経験でもフリーランスエンジニアになることは可能

そもそもみなさんはフリーランスのエンジニアに、どのような印象をお持ちですか？

「自分の得意分野で働いて、ガンガン儲けている」

「好きな時に働いて、好きな時に休んでる」

「都会の喧騒から離れ、静かな田舎で働いている」

「自宅や旅先など色々な場所で働いている」

などでしょうか？

結論から言えば、このような働き方をしているフリーランスは数多くいますし、30代未経験者でも目指すことは十分可能です。

なぜなら、IT業界は深刻な人材不足で多くの企業が、仕事の一部をフリーランスエンジニアに外注しているからです。

2019年に経済産業省が発表した「IT 人材需給に関する調査 －調査報告書 2019 年 3 月｜みずほ情報総研株式会社」というデータがあります。

IT市場規模の拡大を低く見積もった場合でも2030年には約16万人が不足、高く見積もった場合で約79万人が不足するという試算が出されています。

引用元：－ IT 人材需給に関する調査 －調査報告書 2019 年 3 月｜みずほ情報総研株式会社

この推移からも分かるとおり、IT人材は将来にわたって、需要の高い状態が続き、また仕事がなくならないという将来性の高さが伺えます。

時間や場所にとらわれず、また高収入も目指せるフリーランスのエンジニアは、未経験者でも十分に目指せる職業です。

未経験からフリーランスのエンジニアになれた方の具体的な体験談は、第4章で紹介いたします。

どのようなプロセスを経たかなど、注意して確認していただければと思います。

フリーランスのエンジニアになるには、プログラミングスキルが絶対に必要となります。

30代未経験から挑戦するのは決して、簡単なことではありませんが、将来性を考えれば、十分にチャレンジする価値があります。

フリーランスのエンジニアを目指す際の注意点などは、3章で詳しく説明します。

2章：30代未経験からフリーランスエンジニアになるまでの流れ

30代未経験から、フリーランスのエンジニアになる流れは、いくつかあります。

その中でおすすめなのが、「プログラミングスクールで学ぶ⇒企業に就職して、実務経験を積む⇒フリーランスのエンジニア」 のルートです。

なぜなら、プログラミングスクールを経ることで技術力がつき、また企業を経ることで実務経験を身につけることができるからです。

一見遠回りにも見えますが、今のプログラミングスクールは、転職支援がついているものや提携企業への転職をサポートしてくれるもの、転職に成功すると費用が0円になるものまであります。

仮に転職ができなかった場合でも、全額返金を保証してくれるプログラミングスクールもあります。

詳細は、第4章でお伝えします。

フリーランスのエンジニアになるためのルートには、それぞれメリット・デメリットがあります。

以下のようになっています。

参考にしていただければと思います。

・パターン1

独学で学ぶ　→　フリーランスエンジニア

おすすめ度：★

・パターン2

プログラミングスクールで学ぶ　→　フリーランスエンジニア

おすすめ度：★★

・パターン3

プログラミングスクールで学ぶ　→　企業で実務経験を積む　→　フリーランスエンジニア

おすすめ度：★★★★★

2-1：【パターン1】独学で学ぶ → フリーランスエンジニア

独学でプログラミングを学んでから、フリーランスのエンジニアを目指すルートです。

情報が溢れている現代では、独学でプログラミングを学ぶことが可能です。

以下のサイトが、おすすめのプログラミング独学サイトになっています。

・Progate(プロゲート)

・ドットインストール

■このルートのメリット

独学は、無料もしくは月々数千円と、費用を抑えることができます。

■このルートのデメリット

一人で学習をするため、理解に時間がかかることや挫折しやすい、本当のスキルが身につかないことです。

また企業側からみても実務経験がないため、案件が受注しにくく、仮に受注できたとしても、低価格案件しか取れない可能性が高いです。

2-2：【パターン2】プログラミングスクールで学ぶ → フリーランスエンジニア

今流行りのプログラミングスクールでプログラミングを学んでから、フリーランスのエンジニアを目指すルートです。

■このルートのメリット

プログラミングスクールは、数ヵ月前後で卒業のため、スキルが身につきやすく、

フリーランスのエンジニアとして、独立しやすい点です。

■このルートのデメリット

数十万円と、安くはない費用がかかります。

また独学と同様に、企業側からみても実務経験がないため、案件の受注がしにくいです。

おすすめプログラミングスクールは第4章で紹介します。

2-3：【パターン3】プログラミングスクールで学ぶ → 企業で実務経験を積む → フリーランスエンジニア

最後はプログラミングスクールを卒業後に転職をし、その後フリーランスのエンジニアとして独立するルートです。

■このルートのメリット

プログラミングスクールは、数ヵ月前後で卒業のため、スキルが身につきやすい点です。

実務を経験することで、仕事の進め方やトラブルの解決法、他のエンジニアとコミュニケーションの取り方などが身につきます。

またプログラミングスクールによっては、スクール代がゼロになるケースもあります。

■このルートのデメリット

フリーランスのエンジニアになるまでに、1～2年必要な点です。

しかし、実務経験がある分、フリーランスになった後の収入UPが見込めるので、お勧めのルートです。

おすすめのプログラミングスクールは、全額返金保証のついた「テックキャンプ（TECH::CAMP）」や転職が決まれば、スクール費用が無料になる「侍エンジニア塾（Samurai Engineer）」などです。

詳細は第4章で説明します。

3章：30代未経験からフリーランスエンジニアになって失敗しないためのポイント

30代のエンジニア未経験者が、フリーランスのエンジニアになるために失敗しないためのポイントは、以下のとおりです。

• 独立までにプログラミングスキルを習得する
• 「独学」だけでフリーランスエンジニアになろうとしない
• できるだけ企業で実務経験を積む

それぞれ確認していきましょう。

3-1：独立までにプログラミングスキルを習得する

エンジニア未経験者が、プログラミングスキルのないまま独立すると、独立は失敗します。

なぜなら、スキルがないと案件を受注することができないからです。

プログラミングスキルがないまま独立をすると、

具体的には、

• 案件が取れない
• 案件が取れたとしても、低価格
• 勉強と案件業務、営業活動など休む暇もなく動くことになる

などの状況に陥ります。

だから、プログラミングスキルをキチンと身につけてから、フリーランスになるべきです。

3-2：「独学」だけでフリーランスエンジニアになろうとしない

30代の場合、「独学」だけでフリーランスになると、失敗してしまう確率が非常に高いです。

なぜなら、以下の2つの理由があるからです。

• 独学は挫折しやすく、高スキルは身につきにくい
• 時間をかけていられない

まずは「独学は挫折しやすく、高スキルは身につきにくい」について説明します。

第2章でもお伝えしたとおり、現在は良いプログラミング学習サイトがたくさんあります。

しかし、独学の大きな問題は、一度つまずくと自分で解決するしか手段がなくなる点です。

中には、学習の前準備である環境構築でさえ、つまずいて挫折する人が数多くいます。

また、プログラミングサイトで学習する内容では、実務で通用するようなスキルが身につきにくいのも大きな問題点です。

次に、「時間をかけていられない」についてです。

30代は、仕事や家庭の負担が大きいため、プログラミング学習に時間をかけている暇がありません。

さらに、万が一失敗しても再就職が難しい年齢になってくるため、なるべく早くプログラミングスキルを習得して、フリーランスとして生計を立てる必要があります。

以上、2つの理由から30代未経験者の場合は、「独学」だけでフリーランスになることはおすすめできません。

3-3：できるだけ企業で実務経験を積む

フリーランスのエンジニアになる前に、できるだけ企業で実務経験を積みましょう。

なぜなら、実務経験に勝るスキルはないからです。

実務で使うプログラミングスキルはもちろんのこと、仕事の進め方やトラブルの解決方法、他のエンジニアとのコミュニケーション方法など実務で経験できることは多岐にわたります。

また、クライアントの目線から考えても、実務経験を積んでおくことは重要です。

あなたがクライアントとして仕事を依頼する場合、以下の2人ならどちらと契約しますか？

Aさん：「大企業でHP制作をしていたフリーランスプログラマー」

Bさん：「一度もHP制作を行ったことのないフリーランサー」

当然、Aさんでしょう。

なぜなら実務経験がある人の方が安心して、仕事を依頼できるからです。

このようにフリーランスのエンジニアになるためには、企業で実務経験を積んでおくことが重要です。

4章：30代未経験者におすすめのプログラミングスクールと体験談

この章では、30代のエンジニア未経験者に、おすすめのプログラミングスクールを紹介します。

以下に一覧としてまとめましたので、ぜひ確認してみてください。

また30代向けのプログラミングスクール選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

【30代でも転職可能】プログラミングスクール選びの6つのポイント

4-1:テックキャンプ（旧 TECH::EXPERT）

「10週間で人生が変わる」を謳い文句にしているプログラミングスクールです。

転職できなければ全額返金と、転職成功率99%の、高い保証と実績を有しています。

・転職支援

専属のキャリアアドバイザーが、受講中のキャリア形成から転職の成功までを徹底的に後押しします。

・転職支援なしの受講も可能か否か、エンジニアへの転職を目指すコースの他に、プログラミングを理解したい方に向けたコースもあります。

・価格

10週間コースの一括料金648、000円です。分割だと月々35、000円です。

・返金制度

・サポート体制

専属のキャリアアドバイザーと、プログラミングを教えてくれるメンターが、サポートをしてくれます。

・通学かオンライン

教室とオンラインでの両方を兼ね備えています。

教室は東京と大阪、名古屋、福岡にあります。

また、実際に30代でテックキャンプを受講しはじめ、数ヶ月でエンジニアに転職した事例は以下です。

年齢の壁を越えて～31歳の僕が、未経験からエンジニアになるための3ヶ月～

企画提案もできるエンジニアへ！31歳4社経験の私が掴んだ新たなキャリア

4-2：侍エンジニア塾

「日本初のマンツーマン指導のプログラミングスクール」

を謳い文句にしているプログラミングスクールです。

転職できれば、スクール代がゼロになる高い保証がついています。

・転職支援

キャリアアドバイザーが履歴書の添削や面接のアドバイスを行ってくれます。

・転職支援なしの受講も可能か否か

プログラミングを学習するスタンダードもあります。

・価格

転職コースの中で、最短の1ヵ月プランは一括料金で168,000円です。

ただし転職が成功すれば、無料です。

・返金制度

・サポート体制

キャリアアドバイザーとプログラミングを教えてくれるメンターが、サポートをしてくれます。

・通学かオンライン

オンラインがメインのプログラミングスクールです。

また、実際に30代で侍エンジニア塾を受講しはじめて、数ヶ月でエンジニアに転職した事例は以下です。

「知識だけでは仕事に繋がらなかった」38歳接客業からフリーランスデビューできた理由

33歳ホテルマンがわずか4ヶ月でフリーランスエンジニアデビュー

4-3：TechAcademy

「現役のプロがあなたを徹底サポート」

を謳い文句にしているプログラミングスクールです。

転職保証コースで転職ができなければ、全額返金の高い保証がついています。

・転職支援

コースに限らず、受講生は転職支援を受けることができます。

・転職支援なしの受講も可能か否か、転職支援なしの受講も可能です。

プログラミング以外にも、デザインなど色々なコースがあります。

・価格

12週間プランの転職コースは一括料金で298、000円です。

分割だと月々12、417円です。

・返金制度

・サポート体制

キャリアアドバイザーとプログラミングを教えてくれるパーソナルメンターが、サポートをしてくれます。

・通学かオンライン

完全オンラインのプログラミングスクールです。

また、実際に30代未経験から入塾して、Web業界に転職した事例は以下です。

自分の強みを把握して面接突破！2ヶ月間で学習と転職を成功させた秘訣とは？

女版ビルゲイツを目指す！未経験でもエンジニアとして転職が成功したワケ

まとめ

いかがでしたでしょうか？

30代でエンジニア経験がない方にとって、今回の内容は参考になったかと思います。

改めて、紹介した内容を振り返っていこうと思います。

第1章では、30代でエンジニア未経験者でも、フリーランスのエンジニアへ転向することが、なぜ可能なのかを説明しました。

なぜなら、IT業界の人手不足は今後も変わらないからです。

引用元：－ IT 人材需給に関する調査 －調査報告書 2019 年 3 月｜みずほ情報総研株式会社

続く第2章では、フリーランスのエンジニアになるための、おすすめルートを紹介しました。

ルートの一覧表を載せるので、改めて比較してみてください。

・パターン1

独学で学ぶ　→　フリーランスエンジニア

おすすめ度：★

・パターン2

プログラミングスクールで学ぶ　→　フリーランスエンジニア

おすすめ度：★★

・パターン3

プログラミングスクールで学ぶ　→　企業で実務経験を積む　→　フリーランス

エンジニア

おすすめ度：★★★★★

そして第3章では、フリーランスのエンジニアになるための注意点についてまとめました。

なぜ独学だけでは厳しいのか、なぜ一度IT企業に就業した方が良いのかを紹介しました。

そして最後の第4章では、おすすめプログラミングスクールを紹介しました。

各プログラミングスクールにおける違いをまとめた一覧表を載せるので、改めて比較をしてみてください。