現在、SIer企業に勤めているあなたは、
「管理業務ばかりで、
「テストやコーディングばかりで、エンジニアとして成長していない?」
「客先常駐ばかりで、
などとお考えではありませんか?
結論から言えば、現在あなたが抱えている不満は解消されにくいです。
もちろん解消されるケースも中にはありますが、少数と言っても良いでしょう。
その少ないチャンスを待つよりは、転職することをお勧めします。
近年は、労働市場も流動性が高まっていることもあり、SIerからの転職が増えています。
今回、こちらの記事では、1章・2章でSIerにおすすめの転職先候補、6パターンを紹介します。
3章で、SIerからの転職で失敗しないためのポイントを紹介し、最後にSIerからの転職でおすすめの転職エージェントを紹介します。
「今の会社は安定していて、悪くないけど。。。少し将来のことも考えている」
という方にもピッタリの記事になっています。
ぜひ、最後まで読んでいただき、参考にしてください。
- 全部読むのが面倒な方へ|当記事の要点
-
SIerから、ITコンサルタントや社内SEに転職するなど、新たな道に進んでいる人が増えている
【悩みに合わせたおすすめの4つの転職先】
- 年収を上げたい方は、「
大手SIer・ITコンサルタント 」がおすすめ - ワークライフバランス重視は、「
社内SE 」がおすすめ - スキルを磨きたい人は、「
中堅SIer・WEB系 」がおすすめ - 自由度を求める場合は、「
フリーランスエンジニア 」がおすすめ
【フリーランスにおすすめの案件紹介サイト】
【SIerからの転職で失敗しないための3つのポイント】
- 希望の業種や仕事内容を明確にする
- ベンチャー企業は見極めが重要
- 転職エージェントを複数併用しよう
【おすすめのクチコミサイト】
【IT系全般に強い転職エージェント】
【ゲーム系に強い転職エージェント】
- この記事のもくじ
-
- 第1章:SIerにおすすめの転職候補は6パターンある
- 1-1:おすすめの転職先6パターンを一覧で紹介
- 1-2:悩みから候補先を選ぶ方法
- 1-2-1:年収を上げたい方は「大手SIer・ITコンサルタント」がおすすめ
- 1-2-2:ワークライフバランス重視は「社内SE」がおすすめ
- 1-2-3:スキルを磨きたい人は「中堅SIer・WEB系」がおすすめ
- 1-2-4:自由度を求める場合は「フリーランスエンジニア」がおすすめ
- 第2章:SIerからの転職先6パターンを解説
- 2-1:中堅SIerから大手SIerへ転職
- 2-2:大手SIerから中堅SIerへ転職
- 2-3:SIerからWEB系へ転職
- 2-4:SIerから社内SEへ転職
- 2-5:SIerからITコンサルタントへ転職
- 2-6:SIerからフリーランスへ
- 2-6-1:MIDWORKS
- 2-6-2:ITプロパートナーズ
- 第3章:SIerからの転職で失敗しないための3つのポイント
- 3-1:希望の業種や仕事内容を明確にしておこう
- 3-2:ベンチャー企業は見極めが重要
- 3-3:転職エージェントを複数併用しよう
- 第4章:SIerからの転職におすすめな転職エージェント4選
- 4-1:IT系全般に強い転職エージェント2選
- 4-1-1:レバテックキャリア
- 4-1-2:マイナビIT AGENT
- 4-2:ゲーム系に強い転職エージェント2選
- 4-2-1:ギークリー
- 4-2-2:ワークポート
- まとめ
第1章:SIerにおすすめの転職候補は6パターンある
まずは、SIerにおすすめの転職候補6パターンを紹介します。
色々と候補があることを分かってもらえた上で、その次は、現在抱えている悩みからおすすめの転職候補を紹介いたします。
1-1:おすすめの転職先6パターンを一覧で紹介
冒頭でも紹介したとおり、SIerにおすすめの転職先6パターンを一覧にしました。
現在働いている企業規模と転職先でパターン化をしました。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
- 【コラム】
-
30代以降の場合、異業種はおすすめしない。
あなたの年齢が30代以降の場合、異業種への転職はおすすめしません。
その理由は以下の3つです。
- 30代以降の転職は、即戦力が求められている
- 自分や周りがやりづらい
- 年収が大きく下がる可能性がある
30代以上の転職は、失敗すると取り返しが付かないため、これまでの経験が活かせる業種業界を選ぶべきです。
1-2:悩みから候補先を選ぶ方法
この章では悩みに合わせたおすすめの転職先を4つ紹介していきます。
- 年収を上げたい方は「大手SIer・ITコンサルタント」がおすすめ
- ワークライフバランス重視は「社内SE」がおすすめ
- スキルを磨きたい人は「中堅SIer・WEB系」がおすすめ
- 自由度を求める場合は「フリーランスエンジニア」がおすすめ
それぞれ確認していきましょう。
1-2-1:年収を上げたい方は「大手SIer・ITコンサルタント」がおすすめ
現在の年収に不満があり、年収を上げたい方には「大手SIer・ITコンサルタント」を転職先におすすめします。
なぜなら、大手SIerは一次請けなので、平均年収は高い傾向にあります。
また、
具体例として大手SIerとITコンサルタントをあげ、その平均年収を以下にまとめます。
このように、他に比べて平均年収が高く転職に成功すれば年収アップが見込めるのでおすすめです。
1-2-2:ワークライフバランス重視は「社内SE」がおすすめ
ワークライフバランスを取りたい方には、「社内SE」を転職先におすすめします。
なぜなら社内SEには以下3つ理由があるため、仕事のコントールが効くからです。
- 納期がない、もしくは緩めに設定されている
- 実作業はあまりなく、本格的な作業は外部の
- 業者を雇うので負担が少ない
- 社内業務がメインなので、調整作業に時間を取られない。
1-2-3:スキルを磨きたい人は「中堅SIer・WEB系」がおすすめ
スキルを身につけたい方には「中堅SIer・WEB系」が転職先におすすめです。
なぜなら中堅SIerは大手SIerが発注した実作業を行うことが多いため、テストやプログラミングをはじめ、さらに設計を担当することになるので、スキルを身につけることができるからです。
またWEB系も同様です。
Web系はWebサイトの開発や設計、デザインを行う仕事なので、多彩なスキルを身につけることができます。
1-2-4:自由度を求める場合は「フリーランスエンジニア」がおすすめ
自由度を求める方には「フリーランスのエンジニア」になることをおすすめします。
なぜなら、フリーランスは以下の3つの要素を自分で選ぶことができるからです。
- 働く場所
- 働く時間
- 仕事内容
第2章:SIerからの転職先6パターンを解説
この章ではSIerからの転職先6パターンを詳細に解説します。
以下のとおりです。
- 中堅SIerから大手SIerへ転職
- 大手SIerから中堅SIerへ転職
- SIerからWEB系へ転職
- SIerからから社内SEへ転職
- SIerからITコンサルタントへ転職
- SIerからフリーランスへ転向
それぞれのパターンについて
- 仕事内容・ワークライフバランス
- 年収・福利厚生
- その他の特徴
- メリットデメリットまとめ
という順番で説明しますので、確認していきましょう。
2-1:中堅SIerから大手SIerへ転職
■仕事内容
大手SIerの主な仕事は、管理と折衝です。
管理は中堅SIerに流した仕事が滞りなく進んでいるか、自身が介入しないと、解決しない問題があるかなどの確認業務です。
折衝はクライアントとの折衝を指します。
大手SIerは元請けとして、仕事を受注していることが大半のため、クライアントと直に話し合うポジションになります。
あなたが中堅SIerであれば、現場での作業を担うことがメイン業務のはずです。
おそらく、プログラミングやテスト、詳細設計などを担当していたことでしょう。
しかし、大手SIerではそのような機会はまれになります。
そのため、技術面での向上は期待できなくなります。
■年収・福利厚生
大手SIerは元請けで仕事をするので、利益率がそのまま給与に反映されやすく、給料は間違いなく上がることでしょう。
他にも、福利厚生などのサポートやコンプライアンスがしっかりしているため、残業規制があるなど大手SIerならではのメリットはあるでしょう。
■その他の特徴
また大手SIerでは、仕事のスケールが変わります。
日本を代表する企業のシステム開発に携われる可能性が高いので、より一層自分の仕事に誇りが持てます。
ただし、大手企業では仕事に対するスピード感がなくなります。
大手SIerでは何かを決めるにも、多くの人の決済や承認を得る必要があるため、タイムリーな動きが取れにくくなるのです。
2-2:大手SIerから中堅SIerへ転職
■仕事内容
中堅SIerでは、現場での作業を担うことがメイン業務になります。
具体的にはプログラミングやテスト、詳細設計などがそれにあたります。
そのため、
■年収・福利厚生
給与などの待遇面は、多くの場合ダウンします。
業界構造上、大手SIerは受注した金額以下で仕事を中堅のSIerに回します。
その分、利益率が下がるので給与などの待遇面が上がりにくいのは当然です。
また大手SIerと比較して、中堅SIerは福利厚生面も劣ることがほとんどです。
最後に残業時間ですが、ほとんどの場合、増えてしまいます。
なぜなら、中堅SIerでは厳しい納期で仕事を受けることがし多く、残業して納期に間に合わせるというスタイルになってしまうからです。
■その他特徴
中堅SIerの大きな特徴はスピード感の速さです。
大手SIerと違い、社内のキーマンの一言で全て決まるなんてことは日常茶飯事です。
仕事のスケールについては、スケールダウンすることがほとんどです。
仕事に大きいも小さいもないと考える方が多いでしょうが、大手SIerにいた方にはギャップを感じることになるでしょう。
中堅SIerでは、小石を拾うような、規模の小さい業務を請け負うこともあります。
2-3:SIerからWEB系へ転職
■仕事内容
SIerからWeb系に転職する大きなメリットとしては、自分で開発しているという実感とスピード感のある開発が行えることでしょう。
以下の記事で詳しく解説しています、合わせて確認してみましょう。
SIerからWeb系に転職!メリデメや失敗しない3つのポイントを解説
■年収・福利厚生
後述しますが、Web系はリリースサイクルが短いということもあり、納期までの時間が少ないのが一般的です。
そうなると残業時間が増える傾向にあります。
また、大手SIerからの転職であれば多くの場合、給与ダウンは免れません。
さらにWeb系の企業は新しい企業であるため、社内の福利厚生が整っていない可能性があります。
そのため、福利厚生面がキチンとした企業から転職した場合には、ギャップを感じることになるでしょう。
■その他の特徴
SIerは、石橋を叩いて渡る仕事のスタイルがほとんどです。
そのため、Web系特有のスピード感に、最初は戸惑うことになるでしょう。
Web系は、リリースしたサービスに対するユーザーの声を受けて、どんどん進化していくアジャイル方式の開発であり、SIerでは味わえないスピード感です。
また、自分が開発したサービスを、ユーザーが操作している瞬間を見れるのも大きなメリットです。
2-4:SIerから社内SEへ転職
■仕事内容
社内SEの主な業務は,社内システムの開発と調整です。
社内システムに追加開発することや社内システムにトラブルがあったときに、対応します。
社内システムを大規模開発するときは、社外ベンダーを雇うことになります。
その際、社外ベンダーとの折衝や管理業務も行うことになります。
社内システムというひとつのシステムしか携わらないので、技術力の向上があまり見込めない点はデメリットになります。
■年収・福利厚生
年収に関しては、横ばいもしくは下がる傾向にあります。
ワークライフバランスが取れる理由は、大きく分けて2つです。
納期がないもしくは緩く設定されている、社内のみで業務が完結するのでコントロールがしやすいからです。
また、大企業の社内SEに転職できた場合は、充実した福利厚生を受けることができるでしょう。
■その他特徴
社内SEは、社内で仕事が完結する分、社外で揉まれる経験が減ります。
そのため、仕事において大きな成長機会を得られるチャンスが、少なることが予想されます。
2-5:SIerからITコンサルタントへ転職
■仕事内容
ITコンサルタントの主な業務は、システムの導入や開発を通じて、顧客の課題や問題を解決することです。
顧客が現在抱えている課題を究明し、それを解決する手段を自身の引き出しから探して、採用します。
その手段がシステム導入や追加開発などになるので、ITコンサルタントと呼ばれます。
■年収・福利厚生
ITコンサルタントへ転職する大きなメリットは、給与がアップすることです。
構造的には大手SIerと同じですが、クライアント企業と直に取引をするため、利益が上げやすいのです。
反対にデメリットは、残業時間が増えやすい点です。
仕事で求められるスキルレべルが上がり、仕事量も増えるため、捌ける能力が備わっていない場合には、残業時間が増えることになります。
■その他特徴
企業の課題を解決するポジションなので、企業のエグゼクティブクラスと接する機会が増えます。
これは、普通に働くサラリーマンでは得ることができない経験なので、今後の成長の糧になります。
2-6:SIerからフリーランスへ
■仕事内容
フリーランスの仕事内容は、プログラミングやテスト、設計など幅広い分野にわたっています。
■年収・福利厚生
年収は上がる可能性がありますが、収入の安定性は落ちるでしょう。
また、企業に所属していないので、福利厚生がなくなります。
その代わり、働く場所や時間といった自由に働けるのがフリーランスです。
■その他特徴
仕事は会社が取ってきてくれるわけではないので、自分で取りに行く必要性があります。
社会的信用が落ちるので、ローンの審査が通らない可能性があります。
仮にフリーランスになりたい場合でも、いきなりフリーランスになるのではなく副業から始めましょう。
あらかじめ副業から始めることで、固定の顧客と収入を得ることができ、スムーズにフリーランスとして働き始めることができます。
可能であれば、副業で給料の半分以上稼いでおくのが理想です。
最後に、フリーランスにおすすめの案件紹介サイトを2つ紹介しておきます。
2-6-1:MIDWORKS
- Midworks
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正社員でフリーランスな エンジニアライフを Midworksで実現しませんか?
Midworksの特徴 - 保有案件数は業界最大級!
- フリーランスでも正社員並みの保障付き!
- 業界を熟知したコンサルタントによるフォロー!
Midworksは、Branding Engineerが運営する、IT・Web系フリーランスの独立支援サービスです。
Midworksは、契約時の発注金額を公開している案件紹介サイトで、自分のスキルレベルに適した案件を見つけられるのが特徴です。
案件のマージン率は、10%~15%と低いので、発生した報酬額のほとんどを受け取ることができるでしょう。
2-6-2:ITプロパートナーズ
- Hajimari (ITプロパートナーズ)
-
IT起業家・フリーランスの自立を支えるお仕事紹介サービス
Hajimari (ITプロパートナーズ)の特徴 - 週2日からの案件紹介!
- エンド直なので高単価!
- トレンド技術を取り入れた魅力的な案件多数!
「週2からの案件紹介」を全面に打ち出す案件紹介エージェントです。
エージェントがクライアントの間に介在するので、現在のスキルレベルに合わせた企業を、紹介してくれます。
また、リモートや時間に融通の効く案件を、数多く揃えている点も魅力のひとつです。
なお、SIerがフリーランスを目指すために必要な情報は、以下の記事で詳しく解説しています。
合わせて確認してみましょう。
SIerからフリーランスになる4つのステップ!失敗しない方法を解説
第3章:SIerからの転職で失敗しないための3つのポイント
この章では、SIerからの転職で失敗しないためのポイントを3つ紹介します。
決して難しい内容ではないので、それぞれ確認していきましょう。
- 希望の業種や仕事内容を明確にする
- ベンチャー企業は見極めが重要
- 転職エージェントを複数併用しよう
3-1:希望の業種や仕事内容を明確にしておこう
まず、希望の業種や仕事内容について、明確にしておくことが重要です。
なぜなら、この時点で何を優先すべきか明確にしておけば、後々の転職活動もスムーズに運ぶからです。
例えば、Web系エンジニアになりたいと漠然と希望があった場合でも、フロントエンドのエンジニアとサーバサイドのエンジニアでは大きく違います。
ここで自己分析をする上での具体的な軸を紹介します。
ぜひ参考にしていただければと思います。
- 業界、職種、仕事内容
- 求める待遇(年収や役職)
- 仕事とプライベートのバランス(休日や残業の有無など)
- 会社の理念や文化、社風に関する理想や最低の条件(こういう雰囲気は嫌、こういう価値観の会社が良いなど)
まずは自己分析を繰り返し、希望の職種や仕事内容を明確にしましょう。
3-2:ベンチャー企業は見極めが重要
情報収集の段階でベンチャー企業などの会社に惹かれるでしょうが、実態について詳しく調べるようにしましょう。
なぜなら、設立したベンチャー企業の中で60%が、1年後には倒産しているというデータがあるからです。
また、ルールや社内規則が整理されていないベンチャー企業は、本業以外にやることが山ほど溢れています。
そのため、以下の5つの方法で情報収集し、実態について詳しく調べるようにしましょう。
- 転職サイトに登録する
- 口コミサイトに登録する
- 転職エージェントに登録する
- 転職フェアやイベントに参加する
- 企業のホームページから直接応募する
特に、実際に働いた人が会社の実態を口コミで書きこんでくれる口コミサイトは、情報収集におすすめです。
おすすめなのは以下のサイトです。
Web系や新興企業に対して、社長のカリスマ性や華やかな企業イメージに惹かれるかもしれませんが、あいまいな基準で転職先を評価するのは避けるべきです。
実態について詳しく調べるようにしましょう。
3-3:転職エージェントを複数併用しよう
情報に対するブラッシュアップなどができるので、転職エージェントは複数登録するようにしましょう。
なぜ転職エージェントを複数活用すべきなのかというと、3つの理由があるからです。
複数のエージェントから情報を仕入れることで、情報の精度を上げることができるからです。
SIerからの転職を成功させる上で大事なのが、会社の実態に関する情報や求人情報の比較検討です。
しかし、転職エージェントによって、持っている非公開求人は異なります。
そのため、複数のエージェントから情報を仕入れることで、情報の精度を上げる必要があります。
転職エージェントは企業に対して、「こんなに良い人材がいますよ」と推薦状を書いてくれます。
推薦状とは、転職エージェントがあなたの強みや経験、人柄などを文章にして、
会社にPRする文章のことで、企業に応募するときに履歴書等と共に送付するものです。
仮にスキルや経験不足がある場合でも、推薦という下駄を履かせてくれるので有利に選考が進むこともあります。
そんな大事な推薦書ですが、転職エージェントによっては、テンプレートどおりの内容しか書けないエージェントもいます。
そのために、転職エージェントは複数登録して、信頼できるかを見極めることがとても重要なのです。
複数の転職エージェントから、情報を収集することで、希望の転職先に対する情報の精度を上げましょう。
自身の希望や働きたい会社を決めたのは良いけど、実態はどうなっているのかは分からないことでしょう。
そこでヒアリング先として使えるのが、転職エージェントです。
転職エージェントは普段から情報収集しており、会社の実態を把握しています。
より多くの転職エージェントから情報を収集することで、多角的で精度の良い情報を得ることができます。
以上のことから、転職エージェントは複数登録することをおすすめします。
その中から以下のポイントで、転職エージェントを見極め、活用していくことをおすすめします。
- 業界・職種に詳しいかどうか
- 転職エージェント経験がどのくらいあるか
- 人として、相性は合うか
第4章:SIerからの転職におすすめな転職エージェント4選
この章では、SIerからの転職におすすめな転職エージェントを、大きく2つのジャンルで紹介いたします。
- IT系全般に強い転職エージェント
- ゲーム系に強い転職エージェント
あなたの希望する方向性にあった転職エージェントを確認しましょう。
4-1:IT系全般に強い転職エージェント2選
IT系全般に強い転職エージェントは、以下の2つになります。
それぞれに特徴があるので、確認していきましょう。
- レバテックキャリア
- マイナビIT AGENT
4-1-1:レバテックキャリア
- レバテックキャリア
-
IT/Web系のエンジニア、クリエイターに特化した転職支援サービス
レバテックキャリアの特徴 - エンジニア特化で15年!
- 初回の提案での内定率は90%!
- 最速1週間での内定実績!
レバテックキャリアは、IT・Webエンジニアの求人に強い転職エージェントです。
サイバーエージェントやサイボウズ大手からベンチャーまで、5000件以上の求人あり、IT・Web業界に強いキャリアアドバイザーから、全面的にサポートを受けることができます。
「年収アップ率平均60%」
「平均年収アップ額50万円」
と実績も魅力的で、SIerから転職する人をサポートした経験があるエージェントも多いはずです。
レバテックキャリアのHPには、事例として中堅SIerからWEBエンジニアの転職に成功した事例が掲載されていたのでそちらを紹介します。
職種:中堅SIer
大学卒業後、新卒で入社したSIerに2年9ヶ月勤務。
全部で6つの企業に常駐し、主にビッグデータ周りのシステム開発に携わる。
SIerでは、自分が開発したものがユーザーにどう使われているかわからないことに物足りなさを感じていた。
↓↓
職種:webエンジニア
Web系企業に転職。
現在は自社サイトのうちの1つで、プロジェクトリーダーを担当している。
Web系のスピーディな開発体制に最初は戸惑ったものの、SIer時代には担当できなかった裁量の大きな仕事に満足している。
4-1-2:マイナビIT AGENT
- マイナビIT AGENT
-
IT・WEB業界の エンジニアの転職に +AGENT
マイナビIT AGENTの特徴 - 20~30代に転職サポートに強い!
- 応募書類の準備から面接対策まで、親身な転職サポート!
- 独占求人・非公開求人も多数!
マイナビIT AGENTは、マイナビが運営するIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
NTTDataやISIDといった大手企業からベンチャー企業まで、IT・Web業界の求人が1万3000件以上あります。
レバテックキャリアと同様に、IT業界を担当する専門チームが転職をサポートしてくれるため、その点も安心です。
マイナビIT AGENTの最大の強みは規模感です。
大手のマイナビの運営であるため、求人数が非常に多く、極秘プロジェクト案件や役職が付く案件も多数あります。
4-2:ゲーム系に強い転職エージェント2選
ゲーム系に強い転職エージェントは、以下の2つになります。
それぞれに特徴があるので、確認していきましょう。
- ギークリー
- ワークポート
4-2-1:ギークリー
- ギークリー
-
IT・Web・ゲーム業界専門の人材紹介
ギークリーの特徴 - 年収がUPした割合:平均75%!
- 提案可能求人数:平均48件!
- 非公開求人数:平均10,000件以上!
ギークリーは、ソーシャルゲーム・IT・WEB業界を専門とした転職支援サービスです。
大手企業を中心に、約18,800件の公開求人を所有しています。
IT業界を専門にしているだけに、コンサルタントの知識の深さや正確さが目立ちます。
独占求人案件も多数扱っており、他の転職サービスとは一線を画す存在です。
4-2-2:ワークポート
- ワークポート
-
転職コンシェルジュの丁寧な転職相談であなたの転職をサポート
ワークポートの特徴 - 経験とデータで導き出す、最適なマッチング!
- 厳選した求人情報の質と案件数が圧倒的!
- ホテルの“コンシェルジュ”のような きめ細やかなサポート!
ワークポートも、ゲーム系のエンジニアに強い特徴を持つ転職エージェントです。
IT業界の非公開求人だけで1万件以上あり、希望の条件に合う転職先が見つかる可能性が高いです。
「e コンシェル」という独自の求人検索システムは、ユーザーも利用することができるため、色々な求人を参考にすることができます。
キャリアコンサルタントの対応も丁寧であり、自身が目指す方向性に沿って、アドバイスをしてくれます。
まとめ
いかがでしょうか。
現在働いているSIer企業からの転職を検討されている方にとって、今回の内容は参考になったかと思います。
紹介した内容を改めて、振り返っていこうと思います。
第1~2章で紹介したとおり、SIer企業からの転職パターンにはいくつかのパターンがあります。
またやりたいことや目指したい方向性によって、検討すべき転職先も異なります。
年収アップを目指す場合には「大手SIer・ITコンサルタント」、ワークライフバランスを整えたい方には「社内SE」など、ご自身の目的によって、目指す方向性が変わってきます。
転職先6パターンの一覧表を掲載しますので、もう一度希望する転職先を比較してみてください。
第3章では、SIer企業からの転職で失敗しないポイントを紹介しました。
目指す方向性が定まっているからといって、全てを叶えられるわけではありません。
自身の中で優先順位を定めておきましょう。
場合によっては、トレードオフの関係にある希望もあります。
また、面接や会社選びを繰り返していく中で、ベンチャー企業や勢いのある会社に惹かれることでしょう。
ただしベンチャー企業や新興企業にはリスクがつきものです。
注意しておいた方がよいです。
現在働いているSIer企業は、そこそこで悪くないと感じる方がほとんどでしょう。
転職は検討しているけど、どこにいても不満はあるはずだと考えている方も多いはずです。
しかし、冒頭でも言いましたが、あなたが現在抱えている不満は解消されにくいです。
希望が叶うチャンスもゼロではありませんが、ほとんどのケースがそのまま解消されないでしょう。
その少ないチャンスを待つよりは、自ら動くことをお勧めします。
とは言え、リスクは避けたいのが人の心理でしょう。
おすすめの転職エージェントは、以下のとおりです。
それぞれについて、おすすめポイントを一覧にまとめましたので参考にしてみてください。